ノリス「ターン1でアクシデントに巻き込まれ、どうすることもできなかった」:マクラーレン F1第11戦決勝
2021年8月3日
2021年F1第11戦ハンガリーGPの決勝レースが行われ、マクラーレンのダニエル・リカルドは12位でレースを終えた。チームメイトのランド・ノリスはオープニングラップでの多重クラッシュに巻き込まれ、赤旗中断中にマシンを修復することができずリタイアとなった。
■マクラーレンF1チーム
ダニエル・リカルド 決勝=12位(暫定結果)
こういうレースは大混乱になって、ファンにとっては面白いものだ。ウェットでのスタートは決して退屈なものにはならず、僕らにとってはトリッキーなこときわまりない。僕はターン1を半分ほど回って、どうやら混乱からは無事に逃れたと思っていた。そして、前に見えるクルマは1台だけだったので、「2番手だ、スゲぇ!」と思った。ところが、もうコーナーを立ち上がろうとしていた時に、シャルル(・ルクレール)が突っ込んでくるのが見えたんだ。おそらく彼も誰かにヒットされたのだと思ったよ。コーナーの立ち上がりに近いところで当たってきたからね。
他にもターン1でミスをしたドライバーが何人かいて、大勢が巻き添えでレースを台無しにされた。ご存知のとおり、バルテリ(・ボッタス)のおかげでランド(・ノリス)はリタイアを強いられ、僕はランス(・ストロール)のとばっちりを食った。それ以降は、できるかぎり頑張ってはみたものの、僕にできることはあまり多くなかった。一時は前を行くクルマについて行くこともできたけど、僕のクルマにはダメージがあり、ここではオーバーテイクが難しいこともあって、挽回できる範囲は限られていた。
終盤にはタイヤも終わってしまって、とにかく必死で踏ん張るしかなくなり、ポイント圏内には踏みとどまれなかった。マックス(・フェルスタッペン)を抑えきろうとして、正直言うと、何とかなるんじゃないかと思っていたんだけど。彼を何周にわたって抑えたのかは分からないが、とにかく彼に抜かれた時点で、僕のレースは終わった。残念なことに。
最初はすごく期待できそうだった。でも、こうしてレースと番狂わせだらけのリザルトを見ると、自分も上の方にいられたかもしれないと思うよ。運に恵まれず、そうはならなかったけどね。今日の僕は、自分に落ち度はなく、ただ不運に見舞われた大勢のドライバーのひとりだった。
こういうレースの後は、みんな気持ちを切り替えて休暇に入りたいものだ。だけど、僕らはもう何日か頑張って、テストをすることになっているんだ。それが終わったら、いよいよ楽しみにしていた休暇を迎える。いったんスイッチをオフにして、バッテリーも充電して、ベルギーでいいパフォーマンスを見せたい。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=リタイア
あまり言うべきことはない。短いレースだったからね。何しろターン1まで到達しただけだ。それまでは、ものすごくいい感じで3番手まで浮上していた。ところが、そこでアクシデントに巻き込まれ、もうどうすることもできなかった。メカニックのみんなは、何とか赤旗の間にクルマを修理して、僕をコースに戻そうと必死で努力してくれた。だけど、ダメージがあまりにも大きくて、それは不可能だったんだ。本当に残念だよ。
でも、僕に落ち度があったわけじゃない。それまでは、ずっといい週末を送っていて、あらゆることがうまく行っていた。だから、自分たちのパフォーマンスには満足できるし、次のレースが楽しみでもある。
チームのみんなが、当然与えられるべき休暇を取れることを願っているよ。今季はサーキットで働くメンバーと、ファクトリーで仕事をする人たちのチーム全員が、本当にすごい仕事をしてきた。しばらくエネルギーを蓄えて、この週末に失ったものを取り戻す準備を整えた上で、後半戦に臨みたい。
(Translation:Kenji Mizugaki)
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11/29(金) | フリー走行 | 22:30〜23:30 |
スプリント予選 | 26:30〜27:14 | |
11/30(日) | スプリント | 23:00〜24:00 |
予選 | 27:00〜 | |
12/1(日) | 決勝 | 25:00〜 |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |