最新記事
- スーパーフォーミュラテスト参加中のドゥーハ...
- アブダビテストでレーシングブルズの新ペアが...
- マルコの言動に見えた、レッドブル離脱の予兆...
- ヘルムート・マルコがレッドブル離脱の決断を...
- レッドブル加入のハジャーが2026年の準備「新...
- ピレリ、2026年用のF1タイヤを発表。18インチ...
- 2026年F1タイヤ&若手テストに25人参加、レギ...
- 岩佐歩夢、レッドブルで121周を走り総合5番手...
- 【タイム結果】アストンマーティ育成のクロフ...
- レッドブル、20年以上にわたってチームを支え...
- 「いろいろな思いが込み上げた」と涙を流した...
- 「2ストップ戦略がうまく機能しチームに感謝...
【F1データ主義】モナコで29年ぶりの勝利を飾ったホンダF1。アイルトン・セナが持つ記録を防衛
2021年5月31日
ホンダの優勝に沸いた2021年の第5戦モナコGP。この勝利でホンダは1991年以来の選手権リーダーとなったが、その一方でホンダはアイルトン・セナが持つ記録の防衛にも一役買っていた。それはモナコGPでの表彰台登壇記録だ。
セナのモナコGPでの記録といえば、歴代最多勝となる通算6勝がすぐに思い浮かぶ。現役でモナコGP最多勝がルイス・ハミルトン(メルセデス)だから、ハミルトンがこの記録を破るのは、早くとも4年後のこと。現在、さまざまな記録を更新しているハミルトンだが、モナコGP最多勝記録を破るのはかなり難しいことがわかる。
【データ1:モナコGP勝利数】
1位 アイルトン・セナ(通算6勝)
2位 グラハム・ヒル、ミハエル・シューマッハー(通算5勝)
4位 アラン・プロスト(通算4勝)
5位 スターリング・モス、ジャッキー・スチュワート、ニコ・ロズベルグ、ルイス・ハミルトン(通算3勝)
あまり知られていないが、モナコマイスターのセナが持つもうひとつの偉大な記録がある。それは、モナコGP表彰台獲得記録だ。
【データ2:モナコGP表彰台獲得数】
1位 アイルトン・セナ(通算8回)
2位 ルイス・ハミルトン、セバスチャン・ベッテル(通算7回 ※現役ドライバー限定)
ハミルトンもしくはベッテルが今年のモナコGPで表彰台を獲得していれば、セナの偉大な記録に並んでいた。それを阻止したのが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)であり、ホンダ勢のセルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)とピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)だった。
まずはガスリーだ。6番手からスタートしたガスリーは、ハミルトンとセバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)を従え、ミスのない走りを行ったことで、メルセデス陣営に「アンダーカットしかない」と思い込ませることに成功。ハミルトンがガスリーをアンダーカットで抜こうした時点で、もしアンダーカットに成功していてもハミルトンの表彰台のチャンスはほぼなくなっていた。
しかし、ガスリーがハミルトンをカバーするためその翌周にピットインしたことで、ベッテルのオーバーカットを許し、ピットストップ後、ベッテルがガスリーの前に出た。つまり、ベッテルにはまだ表彰台のチャンスがあった。
そこで現れたのがペレスだ。ガスリー、ハミルトン、ベッテルが早めにピットインするなか、ペレスとレッドブル・ホンダは大胆なオーバーカット戦術を採り、ピットストップ前の8番手から一気に4番手へと4つのポジションアップに成功した。

最終的にペレスの前にはカルロス・サインツ(フェラーリ)とランド・ノリス(マクラーレン)がいたので、いずれにしてもベッテルとハミルトンが今年のモナコGPで表彰台に上がることはなかったのだろうが、もしガスリーとペレスがおらず、ベッテルとハミルトンがサインツやノリスと直接対決していたら、どうなっていたかわからない。
ホンダにとって最後のF1シーズンとなった今年のモナコGPで、セナの記録に並ばれることだけは避けたかったに違いない。今年のモナコGPはフェルスタッペンの走りだけでなく、ガスリーとペレスの走りも光っていた。


(Masahiro Owari)
関連ニュース
| 12/5(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
| フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
| 12/6(土) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
| 予選 | 結果 / レポート | |
| 12/7(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
| 1位 | ランド・ノリス | 423 |
| 2位 | マックス・フェルスタッペン | 421 |
| 3位 | オスカー・ピアストリ | 410 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 319 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 242 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 156 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 150 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | カルロス・サインツ | 64 |
| 10位 | フェルナンド・アロンソ | 56 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 833 |
| 2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 469 |
| 3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 451 |
| 4位 | スクーデリア・フェラーリHP | 398 |
| 5位 | アトラシアン・ウイリアムズ・レーシング | 137 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 92 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 89 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 79 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 70 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 22 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |
| 第24戦 | アブダビGP | 12/7 |


