最新記事
- F1の全10チームが、多様性と包括を改善するた...
- 【SNS特集】F1ラスベガスGP:フェルスタッペ...
- ライバルもフェルスタッペンの選手権4連覇を...
- ローソン16位「問題を抱え、戦略もうまくいか...
- 2024年F1第22戦ラスベガスGP決勝トップ10ドラ...
- 2024年F1第22戦ラスベガスGP決勝トップ10ドラ...
- F1に11番目のチームが誕生へ。GM/キャデラッ...
- 「伝統を受け継ぎつつ常に前に」。2025年日本...
- 市川團十郎がF1日本GP公式アンバサダーに就任...
- チャンピオン会見、サプライズ、シャンパンフ...
- レッドブル&HRC密着:バトルよりタイヤ温存...
- 「君はその一瞬一瞬すべてにふさわしい」レッ...
レッドブル・ホンダ密着:「クリーンなスタートを心掛けた」事実上のポールから一度も首位を譲らなかったフェルスタッペン
2021年5月24日
2021年F1第5戦モナコGPのクライマックスは、レース前にいきなり訪れた。レコノサンスラップでポールポジションからスタートする予定だったシャルル・ルクレール(フェラーリ)がドライブシャフトの不具合に見舞われて出走を断念したのだ。
これで予選2番手のマックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が事実上のポールポジションとなった。
問題は2番グリッドがアウト側だということ。そして、フリー走行でクラッシュが相次いだため、スタート練習ができていなかったことだった。
「条件はみんな一緒。これまで蓄えてきたデータや今年改良してきたやり方など、持てるもので臨むしかない」とホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターは冷静だった。それは今年のレッドブル・ホンダのスタートが総じて良いからだった。第2戦エミリア・ロマーニャGPでは3番手からフェルスタッペンがチームメイトのセルジオ・ペレスとルイス・ハミルトン(メルセデス)をパス。2番手からスタートした前戦スペインGPでも、1コーナーでフェルスタッペンがハミルトンのインを差している。
フェルスタッペンのスタートに賭ける気迫は、フォーメーションラップを終えて、グリッドに着いたときのマシンの向きからもうかがえた。
「1コーナーでインを取りに行くには、スタートしてから車線変更するよりも、そのまま自分の行きたいところに向かうのが一番理想的だったのではないかと思います」(田辺TD)
こうしてスタート直後の1コーナーでトップを死守したフェルスタッペンは、一度もその座を譲ることなく、78周のレースをトップでフィニッシュした。
「今日はクリーンにスタートを切ることだけを心掛けようと思った。すべてを僕がコントロールできていたように見えるかもしれないけど、あれだけ長い間集中してレースをするのは簡単じゃない。レースを大きくリードしてリラックスしているときこそミスをしがちなので、自分自身に『目の前の状況に集中し続けるよう』に言い聞かせていたよ」
モナコGPで自身初となる表彰台を優勝という最高の形で成し遂げたフェルスタッペン。この優勝でドライバーズポイントを105点となり、ライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)が7位(ファステストラップ獲得)に終わって7点しか加点できず、101点にとどまったため、チャンピオンシップでもリーダーに躍り出た。
またレッドブル・ホンダはチームメートのセルジオ・ペレスも4位入賞を果たし、コンストラクターズ選手権でも1点逆転して、トップに立った。
「この伝統のモナコでチームとして優勝できたことを本当にうれしく思います。これでドライバーズとコンストラクターズのふたつのチャンピオンシップでもトップに立ち、マックス自身もモナコ初優勝だし、そういった意味では本当にいいレースができたと思います」(山本雅史/ホンダF1マネージングディレクター)
今シーズンのメルセデスとの勝敗はこれで2勝3敗だが、3勝分の価値があると言われるモナコでの1勝は、タイトル獲得を目指すレッドブル・ホンダにとって、大きな1勝になったことだろう。
(Masahiro Owari)
関連ニュース
11/22(金) | フリー走行1回目 | 結果 / レポート |
フリー走行2回目 | 結果 / レポート | |
11/23(日) | フリー走行3回目 | 結果 / レポート |
予選 | 結果 / レポート | |
11/24(日) | 決勝 | 結果 / レポート |
1位 | マックス・フェルスタッペン | 403 |
2位 | ランド・ノリス | 340 |
3位 | シャルル・ルクレール | 319 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 268 |
5位 | カルロス・サインツ | 259 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 217 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 208 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 63 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 35 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 608 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 584 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 555 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 425 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 50 |
7位 | BWTアルピーヌF1チーム | 49 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
第19戦 | アメリカGP | 10/20 |
第20戦 | メキシコシティGP | 10/27 |
第21戦 | サンパウロGP | 11/3 |
第22戦 | ラスベガスGP | 11/23 |
第23戦 | カタールGP | 12/1 |