アルピーヌF1、アロンソとオコンのライバル関係に細心の注意「危険なゲームをしないことが重要」
2021年4月9日
アルピーヌF1チームのディレクターを務めるアラン・プロストは、チームが内部の“原動力と環境”を守るために、フェルナンド・アロンソとエステバン・オコンの間のライバル関係を抑制するつもりだと述べている。
アルピーヌの2021年のラインアップは名声と可能性の融合だ。それは復帰した2度のF1世界チャンピオンであるアロンソと、昨年の第16戦サクヒールGPで初表彰台を獲得した才能溢れる24歳のオコンとの組み合わせからなる。
オコンは、2020年シーズン前半はチームメイトのダニエル・リカルドに苦しめられた。当初は不振からプレッシャーを受けたオコンだが、最終的にシーズン末までには進歩を見せ、高評価を受けているリカルドのレベルにまでパフォーマンスを上げた。
しかしアロンソは過去にチームメイトに負担を与えたことがあることから、アルピーヌは2名のドライバーの関係を注意深く観察し、ライバル関係がもたらすかもしれない仕事環境の悪化や“危険なゲーム”を避けるつもりだ。
「ドライバーが不安定になったら、それは正常な状態ではない」とプロストはフランスの新聞『Le Figaro』に語った。
「しかしながら、心理戦が仕掛けられることは正常なことだ」
「常にひとりのドライバーが優勢になる。ある時は一方が、別の時には他方が優勢になるのなら、バランスが取れるし物事はうまく進む」
「エステバンが昨年ダニエルと経験したように偏りがあると、より複雑なことになる。ドライバーたちが共にうまく連携し、危険なゲームをしないことは非常に重要だ」
「長いシーズンになるし、新型コロナウイルスとともにある年は運営も複雑になる。信じられないほどの制限と共にバブル方式に閉じ込められるのは、愉快なものではない」
「チームの原動力と環境はパフォーマンスにおいて極めて重要だ。そのため悪化しないように非常に慎重に維持していかなければならない。まず何よりもドライバーたちについてだ」
アルピーヌはアロンソの意志の強さの評判と、要求の厳しい性格についてすべて認識している。その特質が彼の能力と隣り合わせとなり、F1マシンに全力を投入し、チームの装備から最大の性能を引き出すのだ。
プロストは、元世界チャンピオンにして32回のグランプリ優勝経験者のアロンソに対し、アルピーヌは責任を果たすと主張しているが、一方でオコンにも大きな期待を寄せているという。
「そうした個性を備えたドライバーは自動的に何かをもたらすものだ。フェルナンドは要求が厳しい完璧主義者だ。彼は多くを要求する。それを受け入れるのは我々次第だ」
「しかし彼は、今年は定期的にレースで優勝できる年ではないかもしれないことを認識している。確かなことは、たとえ10位で1ポイントを獲得するためだけでも、彼は心身をかけて戦うだろうということだ」
「だが我々は、チームを前進させるのは常にふたりのドライバーであることを忘れてはいけない」
「我々はエステバンに大きな期待を寄せている。彼は今ではチームのことを分かっている。彼のために変えたことがある。特に彼のトラックエンジニアをね。彼ができるだけ快適でいられるようにあらゆることが行われたのだ」

この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(autosport web)
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