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【F速プレミアム】グランプリのうわさ話:メルセデスF1代表「パドックの何人かは、永遠に私の信頼を失った」

2021.04.07

 事件はサーキットの外でも起きている。もちろん、サーキットの中で起きているのは言うまでもない。水面下で蠢くチーム、ドライバー、グランプリにまつわる未確認情報を『F1速報』から依頼を受けた調査員が独自に調査。送られてきた報告書を公開する。

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 トト・ウォルフとの関係が悪化したF1チーム代表者の数は以前よりも増えているようだ。彼らの言動にメルセデスを傷つけようとする意図を感じているウォルフだが、ピラニアクラブと俗称されるF1の世界で生き延びるために必要な鈍感さを身につけているとは言えないようだ。

 2019年にフェラーリのパワーユニット(PU/エンジン)に関する疑惑が持ち上がったことで、ウォルフはマッティア・ビノット代表に対して抱いていた信頼を完全に失った。今では、本当に必要なとき以外でふたりが言葉を交わすことはない。

 ビノットの名前は一切出さずに、ウォルフは最近「パドックにいるうちの何人かは、永遠に私の信頼を失った」と繰り返し、さらに以下の言葉を付け加えた。

「不誠実さは、私にとって個人的な問題だ。なぜなら、私にとってF1とF1の持つ価値は情熱を注ぐべきものだからだ」

 さらに最近、ウォルフの怒りをさそったのは、メルセデスの翌年のラインアップがマックス・フェルスタッペンとジョージ・ラッセルのコンビだと公に示唆したマクラーレン・レーシングCEOのザック・ブラウンだ。

 ブラウンは、バーレーンでこの話を撤回したうえで「私は、より良い結果をもたらすシナリオについて私ならどう考えるかと聞かれたのだ。だから、何の内部知識にも基づかずにただ意見を述べただけだ」と語ったが、ウォルフは「彼は結局クリスチャン・ホーナーと一緒だ。でたらめをまき散らしているだけの男だ!」とブラウンを非難した。

 さらにウォルフは、レッドブル代表のクリスチャン・ホーナーにも攻撃の矛先を向けて、こう付け加えた。「ありとあらゆるテーマについて、始終クリスチャンの発言が取り上げられているが、我々はあくまでもコース上で語るべき存在だ」

 落ち着こう、トト。あなたはひとりで対処しきれないほどのプレッシャーを抱えているようだ。


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