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【F1技術解説】テストで明るみに出た各マシンの秘密(1)規約の網を巧妙にすり抜けたマクラーレンのディフューザー
2021年3月26日
オンラインでの2021年F1新車発表では巧妙に隠されていたアップデート部分が、バーレーン直前テストで砂漠の炎天下にさらされた。失われたダウンフォースを回復しようと、各チームが様々な工夫を凝らしている中で、最も注目すべき5つの変更点を、F1i.comの技術分野を担当するニコラス・カルペンティエルが紹介する(全2回)。
1)ディフューザー規定変更に賢く対応したマクラーレン
開幕直前テストで技術的に最も注目を集めたのが、マクラーレンがディフューザーに施した工夫だった。FIAはF1マシンがこれ以上速くならないよう、ダウンフォースの大幅な削減を目論んだ。ディフューザー性能を落とすため、内部を分割するストレーキの高さを基準面から50mmに制限。それによってディフューザー内部の整流効果を落とし、ダウンフォースを減らすためだった。
するとマクラーレンの技術陣は、従来のストレーキ自体は確かに短くしたが、同時にフロア後端からディフューザーへと伸びる部分の形状を変え、去年までと同じ低い位置でのストレーキの役目を持たせようとしたのだ(写真上:黄色矢印参照)。技術規約ではストレーキの高さ50mmの制限は、車体中心線から左右250mmまでは除外されるため、マクラーレンはその制限を巧妙にすり抜けたといえる。
2)メルセデスの創造的なフロア
今季の技術規約は、フロアにも大きな制限が加えられた。フロア後端の面積が減ることによるダウンフォース減少に、各チームはさまざまな対抗策を講じている。たとえばメルセデスとアストンマーティンは、フロア下面に波状パーツを取り付けた(写真下:黄色矢印参照)。
波状パーツに当たった気流はより高速化し、さらに細かい渦が発生する。その結果、コークボトル状に絞り込まれたサイドポンツーン後部からリヤウィングへと跳ね上がり、ダウンフォース増大に貢献する。さらにリアタイヤで生じた乱流が、フロア下へ流れ込むことを防ぐ効果も狙っているようだ。
リヤタイヤによる乱流防止については、メルセデスは3日間のテストの間に様々な形状のデフレクターを試していた(写真下:赤矢印参照)。さらに内部に3箇所の気流の通り穴の開いた箱状のパーツも加えられた(黄色矢印参照)しかしリヤ挙動は去年型に比べ、かなり不安定になっているようだ。
この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています
(翻訳・まとめ 柴田久仁夫 / autosport web)
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| 1位 | ランド・ノリス | 357 |
| 2位 | オスカー・ピアストリ | 356 |
| 3位 | マックス・フェルスタッペン | 321 |
| 4位 | ジョージ・ラッセル | 258 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 210 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 146 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 97 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
| 9位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 41 |
| 10位 | アイザック・ハジャー | 39 |
| 1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 713 |
| 2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 356 |
| 3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 355 |
| 4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 346 |
| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
| 6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 72 |
| 7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 69 |
| 8位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 62 |
| 9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 60 |
| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
| 第19戦 | アメリカGP | 10/19 |
| 第20戦 | メキシコシティGP | 10/26 |
| 第21戦 | サンパウロGP | 11/9 |
| 第22戦 | ラスベガスGP | 11/22 |
| 第23戦 | カタールGP | 11/30 |


