F速

  • 会員登録
  • ログイン

F1フリー走行60分短縮でチームの作業プロセスに変化。効率化図り走行距離を維持

2021年3月26日

 これまでグランプリのフリー走行1回目にはマシンがあまり走らない時間帯があり、退屈していたファンも多かったかもしれない。2021年に向けてなされた、金曜日の2回のセッションを90分から1時間に短縮するという決定は、そういうファンには朗報といえるだろう。


 チームは金曜日にこれまでに比べ3分の2の時間で同じだけの走行をこなさなければならないため、ピットで過ごす時間が少なくなるとみられる。


 この規則変更の影響について、メルセデスのテクニカルディレクター、ジェームズ・アリソンが説明した。

2021年F1プレシーズンテスト バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2021年F1プレシーズンテスト バルテリ・ボッタス(メルセデス)

「今まではチームはドライバーをFP1の最初の方でインスタレーションラップに送り出し、その後はしばらくピットで過ごしていた。テスト項目をたくさん抱えている他のチームが走行して、コースをきれいにしてくれるのを待つわけだ」


「そうして30分たった後に、最初の本格的な走行を行う。セッション開始40分後にはピレリにタイヤを1セット返さなければならないからだ。その後、さらに2、3回のランを行う。最後の20分にはタイヤのデグラデーションをチェックするためのロングランも実施する」


「FP2では、まず最初の走行でセットアップ作業を行う。その後、ソフト寄りのタイヤを使った低燃料での走行をしてから、ロングランに取りかかる。まずはレースでメインになると考えるタイヤ、最後の10分にはもう片方のタイヤを使う」


「そういう流れでやってきたが、今後は違うやり方で作業をしなければならない」

2021年F1プレシーズンテスト シャルル・ルクレール(フェラーリ)
2021年F1プレシーズンテスト シャルル・ルクレール(フェラーリ)

 作業を急ぐ必要があるため、FP1での走行で多くのテストを行うチームは、インスタレーションラップを省略するかもしれない。


「常に言えるのは、インスタレーションラップは行う方がいいということだ」とアリソンは語った。
「だがマシンを送り出す前にガレージで多くの作業を行うこともできる。そうすれば問題が発生するリスクを最小化できるだろう」


「(今年は)グリーンライトがついたらすぐに、各車がピットを離れ、その10分後には再び走行を始めるようになると思う。そして残りの50分の間に収まるように、2回ほどセットアップのための走行をし、ロングランを1回実施する。どのチームも、FP1ではいつもどおりの30数周、FP2では40周近くを走りたいと考えている。予選とレース戦略を決める前に、タイヤのデグラデーションのデータを十分集めたいからね」


「従って、効率性が重要になる。テクニカルトラブルを起こしたりスピンをしたりすると、以前に比べてはるかに高い代償を払うことになるだろう」とアリソンは締めくくった。




(Grandprix.com/autosport web)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 22:30〜23:30
フリー走行2回目 26:00〜27:00
4/19(土) フリー走行3回目 22:30〜23:30
予選 26:00〜
4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

※バーレーンGP終了時点
1位ランド・ノリス77
2位オスカー・ピアストリ74
3位マックス・フェルスタッペン69
4位ジョージ・ラッセル63
5位シャルル・ルクレール32
6位アンドレア・キミ・アントネッリ30
7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

チームランキング

※バーレーンGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム151
2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー6

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第5戦サウジアラビアGP 4/20
第6戦マイアミGP 5/4
第7戦エミリア・ロマーニャGP 5/18
第8戦モナコGP 5/25
第9戦スペインGP 6/1
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号