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F1復帰を目指すインドの大臣が「近々グランプリを開催」と発言も、F1は来年の開催を否定。税金問題と設備改修が課題

2026年4月16日

 インド政府はもう一度F1を開催することを公然と目指しているが、同国のスポーツ大臣を務めるマンスク・マンダヴィヤ氏の発言への商業権保有者の最初の反応は、決して乗り気なものではなく、彼の発言は時期尚早だったことを示唆している。


 インドでは、2011年から2013年にかけてブッダ・インターナショナル・サーキットでグランプリが開催されたが、契約期間がまだ2年残っているにもかかわらずカレンダーから外れた。これは当時政府が解決しようとしなかった税金問題が原因で、プロモーター側はどうすることもできなかった。

 マンダヴィヤ大臣は地元メディアに対し、「近いうちにインドでF1が開催される」と述べ、驚いたことに「今後3〜6カ月以内にブッダ・インターナショナル・サーキットでレースを開催することが目標だ。書類手続きにはさらに6カ月かかるだろう」と発言した。

2012年F1第17戦インドGP
2012年F1第17戦インドGP 決勝レース

 大臣の言葉は、中東での戦争の影響で2026年シーズン終盤の第23戦カタールGPと最終戦アブダビGPを中止せざるを得なくなった場合に、最終戦の開催地として立候補することを示唆しているようだ。将来的な合意を見据え、大臣は「主催者にとって採算の取れる事業となるように、政府は、これまで争点となっていた税金の緩和の実現を支援する。税金は撤廃されるか、あるいは税金を主催者へ返還する方法が設けられるだろう」と明言した。


 インドの法律によると、F1で働く人は、グランプリ期間中に業務を行う場合は年間収入の一部を支払わなければならないと定められており、2013年シーズン終了後、チームやドライバーはこれを拒否した。もしこの法律が免除されたら、インドGPがカレンダーに復帰する道が開かれる可能性がある。なおブッダ・インターナショナル・サーキットを新たなF1基準に適合させるためには、大規模な改修工事が必要になることも明らかだ。


 しかしマンダヴィヤ大臣は、F1がサーキットやプロモーターに求めるものについて驚くほど無知な様子で、「(インドには)ブッダ・インターナショナル・サーキットだけでなく、チェンナイやハイデラバードにも優れたサーキットがある。政府の役割はインフラ整備と税制関連の問題への対応だ」と語った。これらのサーキットはいずれもF1の基準には遠く及ばないが、大臣はインド政府がMotoGPの開催を目指していることにも言及した。一部の人々は、大臣がMotoGPをブッダ・インターナショナル・サーキット以外の場所で開催したいと考えているのではないかと見ている。


「イランでの戦争が続いている世界情勢を考えると、インドはF1を含むスポーツイベントにとって安全かつ実現可能な開催地と見なされている。インドモータースポーツクラブ連盟は現在F1と協議中で、我々はその調整役を務める」


 マンダヴィヤ大臣の発言が国際メディアで報じられた直後、F1は事態を沈静化させるべく、次のような短い声明を発表した。


「F1の継続的な成長にとって、インドは非常に重要な市場であり、素晴らしい熱狂的なファン層を擁しているが、2027年にはインドでレースを開催しない」


「F1開催への関心はかつてないほど高まっているが、カレンダーの枠には限りがある」

ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)
2011年F1インドGP ポール・ディ・レスタ(フォースインディア)


(Text : GrandPrix.com)


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