F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

レッドブルF1、2022年からのパワーユニット運営に向け『レッドブル・パワートレインズ』を設立へ

2021年2月15日

 レッドブルの希望がかない、F1コミッションにおいて、2022年から3シーズン、パワーユニット(PU/エンジン)の開発を凍結することで合意がなされた。これにより、2021年末でホンダがF1活動を終了した後、レッドブルがそのパワーユニットを引き継いで2022年以降も使い続けるための条件が整ったことになる。


 ホンダが去った後もレッドブル・レーシングがトップチームのポジションにとどまるためには、ホンダのパワーユニットの知的財産権を取得し、さらに2022年からパワーユニット開発が凍結される規則が定められる必要があると、レッドブルは考えた。レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、パワーユニットを自社で製造しメンテナンスすることはできても、開発を進めることは技術的にも予算的にも不可能であると説明していた。


 ホンダとの交渉はうまく進めることができたとみられているが、開発凍結についてはフェラーリとルノーの同意がなかなか得られず、レッドブルはプランを進行させることができずにいた。しかし2月11日のF1コミッション会合において投票が行われた結果、2022年初めから2024年末までパワーユニット開発が凍結されることで合意がなされた。次世代パワーユニットは2025年に導入される予定だ。


 マルコは当然のことながら、2022年からのパワーユニット開発凍結が内定したことを喜んでいる。


「我々だけでなく、F1全体にとっていいニュースだと思う。大きなコスト要因が削減される」とマルコはドイツのメディアに対してコメントした。


 マルコは、パワーユニットプログラムを運営するために『レッドブル・パワートレインズ』を立ち上げ、レッドブルのミルトン・キーンズのファクトリーに位置する『ビルディング8』をその拠点とするというプランを明らかにした。


「我々が所有する既存の建物のひとつである『ビルディング8』をエンジンファクトリーへと変更する」とマルコはコメントしている。

レッドブル・レーシングのファクトリー
レッドブル・レーシングのファクトリー

 ミルトン・キーンズにあるホンダのファクトリーを買収しない理由については、同ファクトリーは内燃エンジンよりハイブリッドテクノロジーを対象とした施設であると、マルコは説明した。


「ホンダのファクトリーは、電気モーターを主な対象としている。エンジンの最適化を行うための最新のテストベンチもなく、十分な設備がない」


「建物とテストベンチへの投資は必要でも、それは一度限りのことだ。計算を行った結果、ランニングコストは、エンジンを他から購入する場合と比べて、大幅に高くはならない。確かにコストは高くはなるが、差額が極めて大きいというわけではないのだ」


 レッドブルが2022年から使用するパワーユニットを単純に『レッドブル』と呼ぶのか、商業パートナーと契約してその名称を使用するのかは、まだ未定だ。レッドブルは2016年から2018年にはルノーのパワーユニットをタグ・ホイヤーの名称で使用していた。


 他の自動車メーカーとの契約はホンダが許可しないものとみられるが、石油会社など他分野の企業とネーミングライツ契約を結べば、レッドブルはパワーユニットプロジェクトのための資金をいくらかは得ることができる。


 レッドブルは、そのパワーユニットを他チームに売って利益を得ることは考えておらず、ホンダから引き継いだパワーユニットはレッドブル・レーシングとアルファタウリのみで使用する。

ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2020年F1第14戦トルコGP ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)&マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)



(Grandprix.com/autosport web)


レース

11/29(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/30(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
12/1(日) 決勝 25:00〜


ドライバーズランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン403
2位ランド・ノリス340
3位シャルル・ルクレール319
4位オスカー・ピアストリ268
5位カルロス・サインツ259
6位ジョージ・ラッセル217
7位ルイス・ハミルトン208
8位セルジオ・ペレス152
9位フェルナンド・アロンソ63
10位ニコ・ヒュルケンベルグ35

チームランキング

※ラスベガスGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム608
2位スクーデリア・フェラーリ584
3位オラクル・レッドブル・レーシング555
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム425
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位マネーグラム・ハースF1チーム50
7位BWTアルピーヌF1チーム49
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム46
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd19 アメリカ&Rd20 メキシコ&Rd21 ブラジルGP号