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【気になる一言】メルセデスF1、ラッセル担当クルーに指示が届かなかった理由が判明。最終戦に向け対策も

2020年12月12日

 F1第17戦アブダビGPの金曜日、メルセデスのトト・ウォルフ代表はFIAがリモートで行った個別インタビューに応じ、前戦サクヒールGPで起きた無線トラブルについて説明した。


「チーム内のインターコム(無線)に問題があった」


 インターコムには複数のチャンネルがあり、テレビ中継でよく聞くのはレースエンジニアとドライバーだが、それ以外にもレースエンジニアとほかのエンジニアたち、あるいはレースエンジニアとチーフメカニック、チーフメカニックと担当メカニックなどがある。


「それぞれチャンネルが設けられているのは、会話が重ならないようにするためだが、どんな場合でも、常にドライバーからの無線が優先される仕組みになっている」


「あの時はちょうどジョージが話しかけてきていたため、エンジニアからタイヤ担当クルーへのピットインの指示が、レッドクルー(タイヤのサイドウォールに『LH』と赤い文字が刻印されていることから、ハミルトン担当のタイヤクルーをこう呼ぶ)にだけ伝わっておらず、ピットインの指示を聞いていたバルテリ側のブルークルーだけがタイヤを持ってガレージを出ていき、そこにラップリーダーだったジョージが入ってきて、バルテリのタイヤを装着させたというわけだ」

ジョージ・ラッセル(メルセデス)
2020年F1第16戦サクヒールGP ジョージ・ラッセル(メルセデス)


 いままで、そのような事態は起きたことがあるのか?


「いや、まったくない。少なくとも私がメルセデスにやってきた2013年以降、ここまで8シーズンで、一度も経験したことはない」


 しかし、2台同時ピットインというのは、場合によって行わなければならない戦略のひとつ。今後問題が再発しないように、何か対策は講じたのか?


「もちろん、対策は行った。ただし、それはここで教えることはできない」


 果たして、アブダビGPで2台同時ピットインは行われるのか。そして、そのときメルセデスの無線システムは問題なく機能するのか。常に改善を続けるメルセデスにとって、同じ失敗を繰り返すことは許されない。

ルイス・ハミルトン(メルセデス)
2020年F1第17戦アブダビGP ルイス・ハミルトン(メルセデス)

バルテリ・ボッタス(メルセデス)
2020年F1第17戦アブダビGP バルテリ・ボッタス(メルセデス)



(Masahiro Owari)


レース

4/18(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
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4/20(日) 決勝 26:00〜


ドライバーズランキング

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2位オスカー・ピアストリ74
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7位ルイス・ハミルトン25
8位アレクサンダー・アルボン18
9位エステバン・オコン14
10位ランス・ストロール10

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※バーレーンGP終了時点
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2位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム93
3位オラクル・レッドブル・レーシング71
4位スクーデリア・フェラーリHP57
5位マネーグラム・ハースF1チーム20
6位ウイリアムズ・レーシング19
7位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム10
8位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム7
9位BWTアルピーヌF1チーム6
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