【気になる一言】ウイリアムズ代表代理「もう一度ジョージがメルセデスで走る姿を見たかった」と本音を明かす
2020年12月12日
2020年F1第17戦アブダビGPの金曜日フリー走行1回目を終えた直後に開かれたFIA会見に出席したウイリアムズのチーム代表代理のサイモン・ロバーツは、「セッション後のデブリーティング(セッション後の簡単にミーティング)に参加できなかった」と、少し慌ただしい様子だった。
ロバーツがセッション後に行う予定になっていたデブリーティングに参加したかったのは、木曜日から金曜日にかけて、チーム内の状況が一変したからだ。木曜日の段階では、ウイリアムズは前戦サクヒールGPと同様、ニコラス・ラティフィとジャック・エイトケンで週末を戦う予定だった。
しかし、新型コロナウイルス感染症のためサクヒールGPを欠場していたルイス・ハミルトン(メルセデス)が、9日水曜の検査で陰性となり、10日木曜午後にアブダビに移動。到着後の検査でも陰性だったことから、FIAのプロトコルに従い、11日金曜にパドックに入ることが可能になり、グランプリに復帰することになった。
そのため、前戦サクヒールGPでハミルトンの代役としてメルセデスからレースに出場していたジョージ・ラッセルが、ウイリアムズに復帰。木曜日から金曜日にかけて、ウイリアムズはその対応に追われていた。
ロバーツによれば、ウイリアムズのガレージに戻ってきたラッセルは少し元気がなかったという。
「ちょっと落胆しているようだったから、元気が出るよう、スタッフたちが温かく迎えるように努めた」というウイリアムズは、ラッセルのコクピットの前に『おかえり、ジョージ』と書かれたステッカーを貼って、ラッセルを出迎えた。
そのマシンに乗ったラッセルは、「1周目から、正しいブレーキングポイントでブレーペダルを踏み、我々のシミュレーションどおりにマシンを乗りこなしていた」(ロバーツ)という。
木曜日の会見でラッセルは「僕には契約があるから、2021年はウイリアムズでレースするつもりだ」と語っていたが、それについてコメントを求められたロバーツは、「サクヒールGPでの彼の走りを見れば、彼には勝てる才能があることは誰もがわかったはず。だから、今度は我々が勝てるマシンを用意しなければならない」と開発陣に発破をかけていた。
ただし、次のように本音も漏らしていた。
「せめてもう一度、このアブダビGPだけでも、ジョージがメルセデスでレースする姿を見たかった。もちろん、無茶なお願いだってわかっているけどね……」
それはロバーツだけでなく、おそらくサクヒールGPでのラッセルの走りを見た多くのファンも同じではないだろうか。

(Masahiro Owari)
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| 4位 | ジョージ・ラッセル | 252 |
| 5位 | シャルル・ルクレール | 192 |
| 6位 | ルイス・ハミルトン | 142 |
| 7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 89 |
| 8位 | アレクサンダー・アルボン | 73 |
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| 5位 | ウイリアムズ・レーシング | 111 |
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| 10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 20 |
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