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レッドブル・ホンダ分析:ローダウンフォース仕様の最適なセットアップを見出せず、グリップ不足の苦しい予選に
2020年9月6日
2020年F1第8戦イタリアGPの予選は、レッドブル・ホンダにとっては、懸念していた不安が的中した予選となったようだ。
マックス・フェルスタッペンの予選5番手は、第3戦ハンガリーGPの7番手に次ぐ、今シーズン2番目に低い順位。一方、チームメートのアレクサンダー・アルボンもQ1が15番手でQ2も10番手とギリギリで通過。Q3は9番手に終わった。今シーズンQ3に進出したなかでは、第5戦70周年記念GP以来の最も低いポジションとなった。
イタリアGPが行われるモンツァは名うての高速サーキットで、エンジンパワーがラップタイムに関与する割合が大きい。さらに今回のイタリアGPから、いわゆる『予選モード』の使用が禁止された。しかし、フェルスタッペンは原因はそれだけではないと語る。
「若干パワーが不足している部分もあるけど、それ以上に今日の予選ではダウンフォースが少ないこのサーキットに対して、僕たちのローダウンフォース仕様の空力パッケージで最適なセットアップを見つけられず、マシンバランスがいまひとつでコーナーでのスピードが不足していたことが大きな問題だった」
今回のイタリアGPでレッドブル・ホンダがストレートスピードよりもコーナーで苦しんでいたことは、金曜日のフリー走行1回目でフェルスタッペンがクラッシュしていたことでもわかる。それならば、もう少しダウンフォースを付けて走るという選択肢はなかったのだろうか。
「やったよ。ローダウンフォース仕様だけでなく、ミディアムロウも試したけど、結局タイムは同じだった。とにかく、ローダウンフォース仕様でグリップがないことが問題だった」
予選モードの使用禁止の影響はどうだったのか。
「それは今日の結果にはあまり関係ない。今日は予選モードより、トウの影響のほうが大きかったと思う」
アルボンもレッドブル・ホンダのローダウンフォース仕様の空力パッケージには弱点を抱えていることを示唆した。
「スパでも見てきたように、ローダウンフォースのサーキットは僕たちのマシンとの相性が良くないので難しい週末になっている」
もうひとつ、今回のイタリアGPの予選でレッドブル・ホンダの2台がポジションを落とした理由がある。それは予選のタイムが非常に接近していたことだ。Q3ではメルセデスを除けば、ほかの8人のドライバーがコンマ5秒以内に入るほどの大接戦を演じた。5番手のフェルスタッペンと3番手のカルロス・サインツJr.(マクラーレン)との差はコンマ1秒しかなく、そのフェルスタッペンとアルボンとの差も約コンマ3秒だった。
これはアルボンについても言える。アルボンは前戦ベルギーGPでは予選5番手だったが、このときのフェルスタッペンとのタイム差は約コンマ5秒だった。今回は順位としては落としたが、タイム的には縮めている。
予選は1発のタイムで順位が決まるが、レースは戦略とドライバーの腕、そしてピットストップ作業などの総合力で争われる。レッドブル・ホンダとして、モンツァでの初の表彰台をあきらめるのは、まだ早い。
(Masahiro Owari)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

