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F1 Topic:外出が見つかると約183万円の罰金の可能性も。ハンガリーの新型コロナ対策事情
2020年7月19日
今シーズン3戦目のグランプリとなるハンガリーGPが開幕したが、今年のハンガリーGPはいつものグランプリ週末とは少し雰囲気が異なる。
ホンダのテクニカルディレクターを務める田辺豊治F1テクニカルディレクターは、こう語る。
「ハンガリーではホテルとサーキット間の移動と、出国時の空港への移動のみが許され、それ以外はホテルからの外出が禁止されています」
再開後のF1は、オーストリアでも基本的にサーキットを出たら、ホテルでの隔離生活を送っていた。それはオーストリアはEU加盟国で、非EU加盟国からの入国に関してはなんらかの規制を行っているからだ。F1は全10チーム中、7チームがイギリスに拠点を構えており、非EU加盟国のパスポート保持者が多い。
ハンガリーもEU加盟国となるため、オーストリアと状況は同じだが、グランプリ直前になってハンガリー政府が新しい入国制限を7月15日の午前0時から施行開始したことで、F1関係者たちはさらに不自由な生活を余儀なくされている。
新しい入国制限は、世界各国を新型コロナ感染状況に応じて『緑』『黄』『赤』の3つに分類し入国を規制している。『緑』の国からは制限なく入国可能だが、『黄』の国からの外国人は入国時健康診断が必須で体温測定の結果、新型コロナウイルス感染の疑いがある場合は、当局指定の場所で隔離。新型コロナウイルス感染の疑いがない場合は、入国者がハンガリー国内に住居または滞在場所を有している場合は14日間の自宅隔離、そうでない場合は、当局指定の場所での14日間の隔離となる。そして、『赤』の国からは長期滞在許可書不所持の場合入国不可となる。
『赤』『黄』『緑』のそれぞれの該当する主な国は次の通りだ。
赤:ボスニア・ヘルツェゴビナ、コソボ、モンテネグロ、ウクライナ、カナダ、(日本、中国、韓国を除く)アジアなど
黄:ブルガリア、イギリス、ノルウェー、ロシア、ポルトガル、ルーマニア、セルビア、スウェーデン、日本、中国、アメリカ
緑:黄、赤以外の(ルーマニア、ポルトガル、ブルガリア、スウェーデン、ノルウェーを除く)EU加盟国、韓国
F1は全10チーム中、7チームがイギリスに拠点を構えており、ホンダのHRD UKもイギリスのミルトンキーンズにある。チームスタッフの中にはイギリス国籍以外のスタッフもいるが、全チームが小グループの集団行動を行っているため、約2000人のスタッフ全体がほぼ『黄』に該当するといってもいいだろう。
したがって、新型コロナウイルス感染の疑いがなくても、ハンガリー政府が指定する場所での14日間の隔離となる。それがサーキットか事前に通知しているそれぞれのホテルというわけだ。ハンガリー政府によれば、「黄に該当する者は、公共交通機関やタクシーも使えない可能性があり、食事はすべて指定された場所内か宿泊施設内で取り、自由時間はその敷地内で過ごすこと」となっている。
もし、ハンガリーGPでは外出が見つかった場合、いかなるF1関係者でも1万5000ユーロ(約183万円)の罰金または懲役が科される可能性がある。つまり、精神的なプレッシャーはオーストリアでの2週間よりも大きい中で、彼らはレースを行うことになる。
(Masahiro Owari)
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2位 | シャルル・ルクレール | 138 |
3位 | ランド・ノリス | 131 |
4位 | カルロス・サインツ | 108 |
5位 | セルジオ・ペレス | 107 |
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7位 | ジョージ・ラッセル | 69 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 301 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 252 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 212 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 124 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 58 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 28 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 7 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 5 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 2 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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