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「全力投球が僕の本能」とモントーヤ

2003年7月5日

 BMWウイリアムズF1のドライバー、ファン-パブロ・モントーヤが、トラックをおとなしく周回し続けてポイントを獲得するよりも、クラッシュのリスクを犯してさえ全力でぶつかる方が性に合っていると語った。

 ヨーロッパGPでのミハエル・シューマッハーのマシンとの接触について、フェラーリのテクニカルディレクター、ロス・ブラウンから「低俗ドライバー」との批難を浴びたモントーヤは、英タブロイド紙『ザ・サン』に対し、次のように語った。「僕は生涯一レーサー。トラック上に権威なんてものを持ち込むのなら、そんなものは踏み潰し、みんな平等だということを教えてやる」
「全力投球が僕の本能。だからこそ、僕はこのスポーツをし続けているんだ。ずっと誰かの後ろにくっついて走り続けるためにレースをしているわけじゃない。中には、オーバーテイクの際のアクシデントを恐れて、ポイントを獲得できればいいとだけ考えている者もいるけれど、それは僕のスタイルではない」
「優勝の方が、単なるポイント獲得よりずっと価値がある。僕がF1に来たのだって優勝したいからさ。僕はいつもチャンスを伺っている。前のドライバーを抜く隙と瞬間をいつも狙っているんだ」
「チャンスが訪れたってじっとしている者もいれば、全力でチャンスを生かそうとする者もいる。僕は後者のタイプだ」


「ミハエルの後ろにぴったりとくっついてブレーキングの際に仕掛けてやれば、道を譲ってくれる可能性だってある。彼が道を譲らなければ、互いにリタイアさ。でも、彼はタイトル争いのトップに出たので、ポイントを稼ごうとして、ずいぶんケチになっている」
「2001年のブラジルGPでミハエルをパスしたとき、彼は僕に賛辞を送ってくれた。あれから、僕に対してはアグレッシブに向かってくるけれど、そんな時には僕より失敗が多いんだ。だから、気にはしていない」
「今シーズンは色々なことが起こっている。例えば、キミ(ライコネン)だけを考えてみたって、カナダの予選でミスを犯して決勝はピットスタートだったし、先週はトップを走行中にエンジンブローでリタイアした」
「僕がミハエルやキミ以上のポイントを獲得し続けていけば、今後のタイトル争いについてもどんなことが起こるかわからないよ」




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