F1フランスGPは土曜日の最終予選に向けた午前のフリー走行2回目・3回目が行われ、2回目はルノーのフェルナンド・アロンソ、3回目はウイリアムズのラルフ・シューマッハーがトップタイムを記録した。
9時からのプラクティスは曇り、気温17度・路面温度21度。雨の来る気配はないが、夏にしては路面温度は低い。
そのせいもあってか、最初45分のセッションは1分16秒076のトップタイムを記録したアロンソをはじめ、ミシュラン勢がトップ10のうち8台を占めた。ブリヂストン勢はフェラーリのルーベンス・バリチェロが2位、ミハエル・シューマッハーが4位。セッションの最後にBARホンダのジェンソン・バトンがマシン後部左側から薄く白煙を引いてスローダウン、ターン4のコース脇にストップした。マシン回収後、午後の予選に備えてエンジン交換にかかり、30分後に始まった2回目45分のセッションの残り2分でコースイン。3周だけ実質的なウォームアップを行ったが、それでも15位のタイムを記録。
2回目セッションも残り4分、昨日のポールシッター、ミナルディのヨス・フェルスタッペンのエンジンから白煙が上がってピットイン。この時点でトップのラルフ・シューマッハーより3.7秒遅れの18位だ。
トップはラルフで、ひとり1分15秒を切る1分14秒966を記録。2位はチームメイトのファン−パブロ・モントーヤで、ウイリアムズBMWのワン・ツー。3位はシケイン手前で180度スピンしたデイビッド・クルサードで、ミシュラン勢トップ3独占。4位にBS勢のトップ、M.シューマッハーで弟の0.9秒遅れ。以下、アロンソ、マーク・ウエーバー、オリビエ・パニス、バリチェロ、ヤルノ・トゥルーリと続いてミシュラン勢が上位を占めた。午後の予選は、おそらく1分15秒台でポールが争われると思われる。終了時の気温は19度・路面温度26度。上空は白い雲が覆っている。