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F1日本GPでのシステムエラーを受け、2020年にチェッカーフラッグ規則が変更に

2019年12月5日

 FIAは、2020年F1において規則を変更し、実際のチェッカーフラッグをレース終了の正式な合図にすると発表した。


 2018年のカナダGPでチェッカーフラッグを振るタイミングを誤ったことで、レースに混乱が生じた。これを受けて2019年には、レースの終わりにチェッカーフラッグは振られるものの、チェッカーライトパネルによる表示が正式なレース終了の合図であると定められた。しかし2019年の日本GPで、システムエラーのためにライトパネルのチェッカーフラッグが1周早く表示され、リザルトが変更になるという問題が発生した。


 FIAは世界モータースポーツ評議会(WMSC)の年次総会における決定を5日に発表、2020年F1技術および競技レギュレーションの変更点をいくつか承認したことを明らかにした。そのひとつとして、「チェッカーフラッグをレース終了の決定的な合図としてのポジションに復帰させる」と記されている。


 他の変更点として、「イベント時の燃料のサンプリングおよびテストに関し基準申告を取り入れるための表現」を新たに設けることが挙げられている。2019年最終戦アブダビGP決勝前に、シャルル・ルクレール車の燃料量に関し、フェラーリの申告と実際の量が食い違っているという問題が起きた。審議の後、フェラーリは罰金を科された。

2019年F1第21戦アブダビGP レース後、パルクフェルメにとめられたシャルル・ルクレールのフェラーリSF90
2019年F1第21戦アブダビGP レース後、パルクフェルメにとめられたシャルル・ルクレールのフェラーリSF90


 さらに、「ウィンターテスト中、チームがマシンを隠すことを妨げるための表現」を規則に加えるとも発表された。これはメディアやファンに対するアピールを考慮しての判断だということだ。


 またWMSCは、2021年以降のホイールリムのシングルサプライヤーにBBSを任命することを確認した。また、フュエルプライマーポンプのサプライヤーとしてマニエッティ・マレリ、ハイプレッシャーポンプおよびパイピングのサプライヤーとしてボッシュの最終任命へと手続きを進めたことも明らかにされた。



(autosport web)


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