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【津川哲夫F1私的メカチェック】2019年のF1メカでもっともホットな創造空間、フロアフロントのディテールをチェック
2019年11月22日
今シーズンのF1のメカニカル面において、エアロエンジニアたちの晴れ舞台となったフロアフロント。新規則でのアウトウォッシュ(マシンサイドの空力)の減少と変化に対して、いかにドラッグを少なく大量の空気流をステップフロアの上面、そしてステップフロア下面に効率良く送り込むか、その限りない実験がこのフロアフロント部で行われてきた。
この写真はハースF1 VF19のフロア裏側の写真(左がマシンの先端)で後期タイプのものだ。今シーズンのハースVF19はサーキットの特性やセッティング、タイヤの違いで、エアロバランスが安定せず、ダウンフォースの変化が敏感でスイートスポットが狭いと言う弱点が終盤まで解決できないままとなってしまった。
フロントタイヤ後方の渦流からいかに正常な空気流を守るか、そして効率良くステップフロア上下に送れるか、フロアフロントがその大きな責任を担っている。フロア上面の写真で赤い網かけ部分は車体と補機類に埋まっていてフロア面に沿っては空気流が発生しない部分だ。
青い矢印の部分がステップフロアのリーディングエッジ、三角形に見える金属部は空気流をステップフロア下面に導く、ボーテックスジェネレーターを兼ねるディフレクターだ。
赤色の矢印部分は無数の小型のスピリッター・ディフレクターが立ち並んでいるのがわかる。このスピリッター・ディフレクターはフロントタイヤ内側とコクピットの間にある空気流を正面から受け、下部の水平スリットでフロア高さの空気流をステップフロア下面に導く。
縦のスピリッター・ディフレクターはバージボード外側の空気流をタイヤ後方の乱流・渦流からの影響を抑えるために処理だ。
グリーンの矢印は大型のアッパーカナードで、外側エッジ部はサイドフェンスを支えている。これもタイヤ後方の乱流の制御に貢献していて、上方の空気流はサイドポッドの上面、そしてポッドのエントリーダクトのリーディングエッジに搭載されているスラットウイングなどで効率良くリヤウイングへと送られる。
昨年からF1エアロエンジニアの発想を自由に展開できる空間として与えられたフロアフロント。現在のF1で唯一個性的な発想が火花を散らす、まさに創造空間なのだ。
(Tetsuo Tsugawa)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 437 |
2位 | ランド・ノリス | 374 |
3位 | シャルル・ルクレール | 356 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 292 |
5位 | カルロス・サインツ | 290 |
6位 | ジョージ・ラッセル | 245 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 223 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 70 |
10位 | ピエール・ガスリー | 42 |
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1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 666 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 652 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 589 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 468 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 94 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 65 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 58 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 4 |
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