ヨーロッパGP2日目予選で、Lucky Strike B・A・R Hondaのジェンソン・バトンは12番手、ジャック・ビルヌーブは17番手。明日の決勝レースは、バトンがグリッド6列目、ビルヌーブが9列目からのスタートとなった。
前日の雨が残るかに思われたニュルブルグリンクだが、2日目は朝から曇り空ではあるものの、路面は完全にドライとなった。午前中のフリー走行では、前日に続き、またもミシュランタイヤ勢が上位を独占する結果となった。ブリヂストンタイヤ勢は、最上位のフェラーリが6、10番手。バトンは13番手、そしてビルヌーブは16番手だった。
午後になって上空には晴れ間が広がり、気温は25℃、路面温度も29℃まで上がった。2日目予選が始まり、昨日アタック中に大雨のためスピンを喫したビルヌーブが、1番手で出走。しかし序盤の1コーナーで、タイヤをロックさせてしまいタイムロス。その後も思うようにペースを上げられず、直前のウォームアップのタイムを下回る1分34秒596にとどまった。
そして前日11番手タイムだったバトンが、10番目にコースイン。ビルヌーブほどではないが、やはり1コーナーのブレーキングで、一瞬タイヤから白煙が上がる。さらに4コーナーの立ち上がりでも、コースから僅かにはみ出しタイムロス。その後はミスもなく上手く走行し、ビルヌーブのタイムを1秒2上回る1分33秒395で、暫定4番手のポジションにつけた。
とは言え、後続にはトップ4チームのドライバーが控えており、このままのポジション維持は難しい状況だった。最終的にはバトン12番手、ビルヌーブ17番手と、明日の決勝レースはバトンがグリッド6列目、ビルヌーブが9列目からのスタートとなった。ポールポジション争いは激戦の末、K・ライコネン(マクラーレン)が制し、デビュー以来42戦目にしてポールポジションを獲得した。