フェラーリのミハエル・シューマッハーは、ライバルドライバーにかなわなくなったら、契約満了の２００６年末を待たずに引退を考えるだろうと語った。
　１９９１年にジョーダンでＦ１デビューを飾ったシューマッハーは、次々とＦ１の記録を塗り替え、タイトルを５度獲得し、ファン・マヌエル・ファンジオの持つ記録と並んでいる。６８勝、５４ポールポジションを挙げている他、現在ポイント獲得数は９９９に上っており、今週末には１０００ポイントを超えるものとみられている。
　シューマッハーは、ディ・ベルト紙に次のように語っている。「ライバルドライバーとの勝負で負かされるようなことになれば、全力で戦って自分の身を危険にさらすよりは、引退した方がいいのかもしれないね」
「自分が限界まできているのに、『あいつは、まだまだやれるな』ってドライバーがいることに気付いたら、身を引くタイミングかもしれない」
「僕は常にハードにトレーニングして、他の人間よりも体力をつけようとしてきた。体力があると、勝負において最終的には精神的に優位に立てるからね」
　シューマッハーは現在ランキングで、キミ・ライコネンと３点差でトップに立っている。

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