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F1日本GP予選日に大型台風接近。難しい対応を迫られるFIAらに「観客最優先で判断を下してほしい」とベッテルが訴え

2019年10月11日

 台風第19号が2019年F1日本GPに及ぼす影響が懸念され、土曜予選のスケジュールが変更される可能性も予想されるなか、セバスチャン・ベッテルが、観客のことを最優先に考えて慎重に決断を下してほしいとコメントした。


 今年最強ともいわれる台風第19号ハギビスが接近、12日に東海、関東では広く大荒れになると予想されている。日本気象協会は、鈴鹿サーキットでは11日金曜は次第に降水確率が高まっていき、12日土曜いっぱい降り続き、13日日曜は一日晴れるという予報を発表している(11日朝6時発表)。


 F1、FIA、鈴鹿サーキット、JAFは状況を注視、安全面を最優先し、スケジュールの変更についても視野に入れながら、対応を協議している。10日木曜20時時点で、鈴鹿サーキットは、FIA-F4 鈴鹿ラウンド特別戦の走行中止、F1トークショーの時間変更などを発表している。


 また「10月12日(土)の走行の実施有無につきましては、10月11日(金)14:00までにお知らせいたします」としており、金曜プラクティス2回目がスタートする前に、発表が行われる見通しとなっている。


 Formula1.comは、状況によっては土曜予選が日曜午前に変更される可能性があることを示唆している。日本GPでは2004年と2010年に悪天候の影響で予選が日曜の決勝前に行われた。


 セバスチャン・ベッテルは、何よりもサーキットを訪れる観客のことを考えて決断を下すべきだと述べている。


「人の命を危険にさらしてもいいと思うような人間はいない。現実的に物事を考えていく必要がある」とベッテルは木曜に語った。


「天気予報は変わることもある。明日(金曜)夜までに、もっとはっきりした確証を得てから、土曜に向けた提案をしたり対処を行うというのが、理にかなった行動だと思う」


「もちろんそれは僕らのためではない。僕らはガレージで安全にリラックスして過ごすことができる。グランドスタンドのファンのことを考えるべきだ」


「強風が顔に吹き付け、横殴りの雨に打たれながら、スタンドに座っていなければならないなんて、よくないことだ」



(autosport web)


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