バーレーンのファミ・アル・ジョーダー労働住宅大臣が、ポール・リカール・サーキットを訪れ、同サーキットやカステル空港を建設したエクセリス社社長、フェリペ・ガーディアン氏の案内のもと、施設見学を行った。
大臣は、サルマン・アル・ハビン、モハメッド・アッシャー、ガジ・アル・サレー、アブル・アジード・モハメッドら、バーレーンF1サーキット建設の代表者らと共に、昨年改修を終えたポール・リカール・サーキットを視察した。また、一行は同サーキットでテストを行っているパナソニック・トヨタ・レーシングのテストドライバー、リカルド・ゾンタとも会見した。
ポール・リカールHTTTは現在、F1サーキットを建設する上でのモデルサーキットと目されており、これまでも新たにF1開催を希望する国々から視察団を受け入れてきた。アル・ジョーダー大臣も、ポール・リカールHTTTの内外に使われている革新的な技術や安全対策について、ガーディアン氏の説明に熱心に耳を傾けていた。
大臣は次のように語った。
「ここ数ヶ月、多くの人々からポール・リカールは照明、安全性、インフラ設備の面でもっとも洗練されたサーキットだと言われてきた。そこで、ポール・リカールの工事の陣頭指揮者に会い、私たちが現在進めているサーキット建設に生かすことができればと考えた」
「ポール・リカールHTTTは世界的に有名なサーキットだということで、バーレーンのF1サーキット建設に携わる者を連れてやってきた。インフラ設備は本当に素晴らしい。お客さんたちをはじめ、スポンサーや報道陣など、サーキットの利用者にとって実に便利にできている。また、電気設備にもとても興味をもった」
「新しい排水システムやトラックを囲む照明についても、建設中のサーキットに取り入れるべく、参考にしたいと思っていた。2、3年前に考え出された設備だというが、今でも実に参考になる。豪華なホテルと国際空港とサーキットを一箇所に集めるという全体のコンセプトも素晴らしいものだ」