19日、シルバーストンのF1合同テストで、ウイリアムズのファン−パブロ・モントーヤがトップタイムをマークした。
モナコで優勝、カナダでも表彰台に上り、波に乗るモントーヤは、フェラーリのミハエル・シューマッハーを約0.8秒離す1分19秒577のタイムでこの日のトップとなった。ウイリアムズは来月のイギリスGPに向けてのセットアップを中心に行うとともに、来週のニュルブルクリンク用の新たな空力パーツの評価、エンジンスペック、タイヤのコンパウンド、シャシーのセットアップも行った。さらにモントーヤはこの3日間でレース・シミュレーションを2回行っている。
フェラーリ勢はミハエル・シューマッハーが2位、ルーベンス・バリチェロが3位、テストドライバーのフェリペ・マッサが5位。レギュラードライバーのふたりはF2003−GAでセッティングと電気系およびタイヤ開発に取り組み、マッサはF2002をドライブしてタイヤの評価に集中した。
4番手はザウバーのハインツ−ハラルド・フレンツェン。この日から参加したフレンツェンは全ドライバー中トップの89周を走りこんだ。ザウバーは前日までテストをしていたニック・ハイドフェルドによるデータのチェックを行い、イギリスGPにむけ、フレンツェンのマシンのセッティングも開始した。
6、7番手にはBARのジャック・ビルヌーブとジェンソン・バトンが続いた。ビルヌーブは新しい空力セッティングおよび最新スペックのエンジンで走行し、タイヤテストも行った。バトンはタイヤテストを行うとともに、イギリスGPのセッティングなども行った。
8番手はジャガーのマーク・ウエーバー。ウエーバーはアントニオ・ピッツォニアからテストを引き継ぎ、マシンバランスやセッティングの向上に取り組んだ。
Silverstone test
day three
Leading performances
(19 June):
1.Juan Pablo Montoya
Williams-BMW
1min 19.577secs
62laps
2.Michael Schumacher
Ferrari-Ferrari
1min 20.364secs
55laps*
3.Rubens Barrichello
Ferrari-Ferrari
1min 20.529secs
89laps*
4.Heinz-Harald Frentzen
Sauber-Petronas
1min 21.397secs
89laps*
5.Felipe Massa
Ferrari-Ferrari
1min 21.773secs
64laps*#
6.Jacques Villeneuve
BAR-Honda
1min 21.798secs
59laps*
7.Jenson Button
BAR-Honda
1min 22.194secs
83laps*
8.Mark Webber
Jaguar-Cosworth
1min 22.510secs
71laps
[* denotes Bridgestone tyres; all others on Michelin]
[# denotes 2002 car]
Track / weather conditions: Cloudy then sunny、 strong winds throughout