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ガスリー木曜インタビュー:ほとんど笑顔を見せずも「今やるべきことは未来を見据えてベストを尽くすこと」/F1ベルギーGP

2019年8月30日

 夏休み中に突然のトロロッソ・ホンダへの降格を言い渡されたピエール・ガスリー。第13戦ベルギーGP木曜日の囲み取材が、それ以来初めての公の場での意見表明だった。レッドブルの決定に、「ショックだったし、すごくがっかりした」と語るガスリー。「今はもう吹っ切れてると思ってもらっていい」と言うものの、ほとんど笑顔も見せず、終始硬い表情のままだった。


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──交替を知らされたのはいつですか?
ピエール・ガスリー(以下、ガスリー):その日の朝だった。もちろんショックだったし、すごくがっかりした。ブダペストのレースが終わった時点では、そんなことは言われていなかったからね。


──第12戦ハンガリーGP終了時点では、今季は最終戦までレッドブルで戦うつもりだったということですよね?
ガスリー:そういうこと。でも今さら、そんなことを言っても仕方がない。今の僕がすべきは、未来を見据えてベストを尽くすことだから。


──チームの決断は、あなたにとって理解できるものでしたか?
ガスリー:理解できないと言ったとしても事態は変わらない。そのことにこだわっても時間の無駄だよね。


──通知されたのは、正確に何時でしたか?
ガスリー:朝の8時42分。発表の日のね(註:正式発表は、欧州時間の正午)。


──残り9戦をトロロッソで走るとして、来季再びレッドブルに復帰する意思はありますか?
ガスリー:今はそのことは考えていない。今は与えられたチャンスを最大限に活かすことだけを考えている。もちろん、将来的にはどんなことも起こり得ると思っているけどね。


──シーズン途中で、まったく違うクルマに乗ることになりますね。
ガスリー:たしかに。技術レギュレーションが変わったから、去年のトロロッソ・ホンダとは全然違うだろうしね。でもカートからシングルシーターに行ってからは、毎年違うクルマに乗りながら結果を出してきた。適応能力は十分にあると自分では思っているよ。


──前半戦の低迷は何が原因だったのでしょうか?
ガスリー:具体的な話はしたくないけど、僕にも責任の一端はあった。僕たち全員にああいうパフォーマンスしか出せなかったこと、あれだけのポイントしか取れなかったことの責任がある。こうやっていたら、もっといい結果が出せたということもいくつもある。シーズン後半に向けてのアイデアもいくつもあったんだ。


 でも、もう終わってしまったことだし、今は何を言っても仕方がない。これ以上、その話はしたくないかな。


ー今回のことで学んだこともありますか?
ガスリー:学ばざるをえなかったよ(苦笑)。たくさんの教訓を学んで、それはシーズン後半にきっと活きてくると思う。とにかく今は、これからやるべきことと自分がどう変わっていけるかだけに集中したい。そのことで僕はいっそう速くなると思うから。

■「吹っ切れたと思ってもらっていい。後半戦に集中する心構えができた」

ー初日から2日目にかけてクルマが突然遅くなることがありました。それについてチームと話し合わなければと言っていましたね。
ガスリー:十分に話し合う前に今回の決定が下された。でも、それも過去のことだよ。


ーレッドブルに在籍していた数カ月間のあなたは、去年のような伸び伸びとした印象がまったく消えていました。実際のところ、居心地の良さは一度も感じられなかったのではないですか?
ガスリー:その種の話題は今はあまり触れたくないかな。たしかに理想的な状況ではなかったと思う。それはたしかだね。


ー来季以降はトロロッソに残留する、あるいはレッドブルに復帰するという選択肢以外にまったく他のチームに可能性を求めることも考えていますか? (チームメイトの)ダニール・クビアトはフェラーリで1年間過ごして再び戻って来たわけですが。
ガスリー:いや。僕がここまで来れたのはレッドブルのおかげだし、今も僕はレッドブルの契約ドライバーだ。だからそれ以外の可能性は考えていないよ。


ーもう、完全に吹っ切れていますか?
ガスリー:そう思ってもらっていい。ゆっくり休んだことでシーズン後半戦に集中する心構えもできたしね。去年までいっしょにやっていた仲間たちと、最高の結果を出す。今はそれだけを考えているよ。



(Kunio Shibata)


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