F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

ハースF1代表、グロージャンとマグヌッセンの同士討ちに怒り収まらず。2020年のラインアップに影響も

2019年7月26日

 ハースのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、2週間前に開催されたF1第10戦イギリスGPのオープニングラップに発生した同士討ちと2台揃ってのリタイアについて、今も激しい怒りが収まっていないと明かした。


 ロマン・グロージャンとケビン・マグヌッセンは、イギリスGPの決勝レースの1周目に、ターン5に入るところで接触した。双方のマシンがともに激しく損傷し、結局ふたりともレースからのリタイアを余儀なくされた。


 レース直後、シュタイナーはふたりに対して怒りをあらわにしていた。チームにとって、シルバーストンで貴重なデータを蓄積し、ポイントを獲得できそうな機会が台無しになったからだ。


「自分ではまだ切り替えられていない」と、今週シュタイナーは認めた。


「あの時、彼らにはそれなりのチャンスがあった。今シーズンの我々は、複数のレースで苦戦してきたのだ。ふたりは私個人の期待を裏切ったのではない。チームの期待を裏切ったのだ。そのことに失望している」


「先に話したように、私はまだ切り替えられていない。普段ならすぐに切り替える性格だが、今回は別だ」


「我々は第5戦スペインGP(での同士討ち)の後に話し合って、やるべきこととやってはいけないことについて明確にした。それが守られなかったことにがっかりしている」


「ふたりともチームの現状を理解する必要があるが、それができていないことに私は失望している」

■ハースF1、2020年のドライバーラインアップは夏休み後に決定か

 これほど激しい言葉からは、グロージャンとマグヌッセンがチームオーダーを守れないという今の状況を止めるために、シュタイナーがどちらかひとり、あるいはふたりを2020年にチームから外すという最後のステップに踏み切る可能性も感じられる。


 その可能性について問われたシュタイナーは、「私の権限については分かっていると思う。私には多くのことができるが、今はまだどうするか分からない」と語った。


「来年に向けてどうするのかについては、(サマー)ブレイクの後に決定する。ブレイクが終われば、ドライバーに関するすべてが決まっているはずだ」


「スパ・フランコルシャンで、皆さんが全員集まってドライバーに関する我々の決定を聞いてくるだろう。そのとき私は、『ほぼ決まっている。あと少し段階を経たうえで話すつもりだ』と言うはずだ」

2019年F1第10戦イギリスGP ケビン・マグヌッセン、ロマン・グロージャン(ハース)
ハースのマグヌッセン(左)とグロージャン(右)


 イギリスGPの予選で、ハースは苦しい戦いを強いられ、マシンに開幕戦仕様の空力コンポーネントを積んだグロージャンが14番スタートとなり、さらにマグヌッセンがそのすぐ後ろの16番グリッドに並んだ。


 だがシュタイナーは、決勝レースでふたりがリタイアさえしなければ、ともに順位を上げるチャンスがあったはずだと考えている。


「金曜日(のフリー走行で)は、ロングランのタイムは非常によかった。比べてみれば分かる」


「それが決勝でも続けば、100%とは断言できないまでも、良いレースができる可能性は高かったはずだ。それがターン5でふいになってしまった」


 2019年シーズンのハースは、直近4レースで連続してポイントを獲得していない。現在コンストラクターズ選手権ではトロロッソとウイリアムズにはさまれて、ランキング9位と低迷している。


 9位という現状についてシュタイナーは、「今のポジションはチームの実力を反映していないと思っている」と語った。


「浮き沈みの激しいシーズンを送っている。良いレースができたかと思えば、次に何らかの形で悪い戦いをしてしまう。非常に苛だたしい状況だ」



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(autosport web)




レース

6/8(土) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/9(日) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/10(月) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※カナダGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン194
2位シャルル・ルクレール138
3位ランド・ノリス131
4位カルロス・サインツ108
5位セルジオ・ペレス107
6位オスカー・ピアストリ81
7位ジョージ・ラッセル69
8位ルイス・ハミルトン55
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※カナダGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング301
2位スクーデリア・フェラーリ252
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム212
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム124
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム7
8位BWTアルピーヌF1チーム5
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第9戦カナダGP 6/9
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.5 第5戦中国GP & 第6戦マイアミGP