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ホンダF1本橋CE予選後インタビュー:2度のPU交換を実施したアルボンと前戦クビアトとの違いを解説
2019年6月30日
2019年F1第9戦オーストリアGP予選のトロロッソ・ホンダは、ダニール・クビアトがトラフィックにアタックを阻まれ18番手のQ1落ち。金曜にパワーユニット(PU/エンジン)を交換し、土曜日にも追加エレメントを投入したアレクサンダー・アルボンは、最後尾グリッドが確定していることもありQ3進出は狙わず13番手に終わった。予選までの状況とPU交換の戦略について本橋正充チーフエンジニアに聞いた。
———————-
――クビアトは、まさかのQ1落ちでした。
本橋正充チーフエンジニア(以下、本橋CE):いいペースで走れていただけに、少しもったいなかったですね。
――初日はふたりとも手こずってましたが、二日目には改善していたように見えました。
本橋CE:ええ。昨日はタイムが伸びずに悩んでいたんですが、特にショートランのペースですね。それが予選日になって、全体的にまとまってきた。ただロングランペースは初日からよかったし、レースに向けては期待できると思います。
――前戦フランスGPでは、レースペースに苦しんでいました。暑さの影響をもろに受けたのでしょうか。
本橋CE:そうでした(苦笑)。風も厳しかったし、あのサーキットはやっぱり難しいです。パワーユニット(PU/エンジン)に対するコンディションは、こちらの方が楽ですね。クルマのパッケージとしても、基本的にストップ&ゴーなので、ターゲットを絞ったセッティングができますし。
――ふたりのレース戦略も自由にやれそうですね。
本橋CE:そうだと思います。タイヤコンパウンドごとの違いも、そんなに大きくないようですし。
――今回のアルボンも前回のクビアト同様、週末に二度のパワーユニット交換をしました。ただクビアトの場合は封印を切って、また付け直すことで同じコンポーネントを使用するという変則的な方法を取りました。それが今回は、完全に新たなコンポーネントに載せ換えています。やり方を変えた理由はなんでしょう?
本橋CE:エンジン戦略もそうなんですけど、その時の状況に合わせて、最適戦略を考え出すんですね。その時にベストと思われるものを採用するわけで、それが前回と今回では違ったということですね。

――前回シールを切って、今回は5基目を入れた。技術的な理由以外に、お金がかかるから、みたいなこともありますか?
本橋CE:もちろん経済的なことも無視していませんけど、これに関しては純粋に年間を通して、その時に一番効果的な方法という観点でやってます。
――今後のやり繰りを考えて、コンポーネントをプールしようということでしたら、ターボとMGU-H(熱エネルギー回生システム)だけを交換する方法もあったのではないでしょうか。
本橋CE:ええ。ただレース現場でそれをやると、全部バラすことになります。さらにトロロッソ側のスタッフも、作業に駆り出すことになる。そのため車体セットアップの時間にも、影響を及ぼす恐れがあります。その辺りをすべて考慮した時に、パッケージとしてまとまったものを投入するのが正解だろうと。初日から二日目にかけて、車体のパフォーマンスが確実にアップしたところを見ても、正しい選択だったと思っています。
――レースペースが期待できるということで、決勝レースはどの辺を狙ってますか。個人的な希望でも、けっこうです。
本橋CE:常に狙ってるのは、皆いっしょです。ただここは中団バトルがいつも以上に熾烈で、決してオーバーテイクはたやすくない。でも僕らもがんばりますし、チームも戦略解析含めて、何がベストかを割り出してくれるはずです。中団トップでのフィニッシュは、狙いたいですね。
(Kunio Shibata)
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1位 | オスカー・ピアストリ | 216 |
2位 | ランド・ノリス | 201 |
3位 | マックス・フェルスタッペン | 155 |
4位 | ジョージ・ラッセル | 146 |
5位 | シャルル・ルクレール | 119 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 91 |
7位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 63 |
8位 | アレクサンダー・アルボン | 42 |
9位 | エステバン・オコン | 23 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 22 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 417 |
2位 | スクーデリア・フェラーリHP | 210 |
3位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 209 |
4位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 162 |
5位 | ウイリアムズ・レーシング | 55 |
6位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 36 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 29 |
8位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 28 |
9位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 26 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 11 |

