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F1 Topic:中国GP初日に発生したホンダPUのセンサー異常は、「いままでにないトラブル」と田辺TD

2019年4月13日

 F1第3戦中国GPの金曜日、フリー走行1回目後に行われたFIAの記者会見に出席したホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターは、いつもよりやや厳しい表情をしていた。フリー走行1回目の終了間際に、ダニール・クビアトのパワーユニット(PU/エンジン)にトラブルが発生していたからだ。


「フリー走行1回目の最後のインラップで、データに異常が発見されました。すぐに(原因が何かという)判断がつかなかったため、PU交換に踏み切りました。場所はこれから細かく見ます」


 現在のF1マシンはパワーユニットだけでなく、マシンのあちこちにセンサーが装着されており、テレメトリーで送られてくるデータを見て、何か異常があれば、ダメージが大きくなる前にすぐにマシンを止めることになっている。


 ただし、センサーが異常を感知したからといって、必ずしもハードに機械的なトラブルが発生したとは限らない。センサーが誤ったデータを感知して、トラブルがないにも関わらず止めろという指示を出す場合もあれば、センサーそのものが壊れていて、誤ったデータを誤発信する場合もある。


 ただし、それを解析するにはパワーユニットを分解しなければならない。ただし、フリー走行1回目から2回目までには、2時間半のインターバルしかない。そのため、「すぐに(原因が何かという)判断がつかなかったため、PU交換に踏み切りました」と田辺TDは語ったのだ。


 田辺TDは「トラブルが起きた場所と原因は、これから細かく見ます」と言いながらも、今回のトラブルは単なるセンサー異常ではないとの見解を示した。


「センサー異常もピン・キリですが、今回のものは温度センサーがちょっとというレベルではありませんでした。センサーを交換すれば、走行を続けられるというような場所ではないところのセンサーの異常だったので、リスクを冒してフリー走行2回目もそのまま走らせることは適当ではないと判断し、PUをユニットごと変えました。いままでにないトラブルです」


 クビアトのパワーユニットは交換したが、ほかの3台はそのままフリー走行2回目を走った。


「トラブルが出た後、異常が出たPUと残り3台の走行状況とデータセッティングなどの状況を見て、何か変なものがないかどうかをチェックしましたが、特に異常はなかったので、ほかの3台はそのまま走行させました。これから、さまざまなデータを日本でも精査して、何か問題があれば、今後週末のPUの使い方で制限を加える可能性かないわけではありませんが、現時点では変更を加えることはないと思います」と田辺TDは語っている。




(Masahiro Owari)


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