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F1バーレーンGP FP2:初日最速はベッテル。レッドブル・ホンダのフェルスタッペンは6番手。ガスリーは12番手と苦戦

2019年3月30日

 2019年F1第2戦バーレーンGP金曜フリー走行2回目は、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップタイムをマークした。


 この時期のバーレーンの日没時間は、午後5時53分。その7分後から始まったFP2は、気温24℃、路面温度31℃と、4時間前のFP1から比べると特に路面温度が20℃近く下がっている。このセッションでもすぐにフェラーリの2台が、タイミングモニターの1−2を独占した。まずベッテルがトップタイムを出し、すぐにルクレールがその座を奪う。


 その後、メルセデスのバルテリ・ボッタスが0.079秒差で首位に立つが、開始後29分にベッテルが1分28秒942を叩き出した。ちなみにこれは去年の予選Q1最速だった、キミ・ライコネンのタイムをしのぐものだ。ルクレールは0.141秒及ばず、2番手に甘んじた。コンマ5秒以上離されて、3、4番手にルイス・ハミルトン、ボッタス。5番手には、ルノーのニコ・ヒュルケンベルグが上がってきた。

2019年F1第2戦バーレーンGP金曜日 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2019年F1第2戦バーレーンGP金曜日 マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)


 レッドブル・ホンダ勢はマックス・フェルスタッペンが6番手、ピエール・ガスリーは12番手に沈んだ。「どうしてストレートが遅いんだ」と、エンジニアに不満げに訊くフェルスタッペン。ガスリーは盛んに、エンジンブレーキが効かないことを訴えている。アルファロメオの2台以外は、全車ソフトでの自己ベストタイムだ。ライコネンとアントニオ・ジョビナッツィはセッション序盤にそれぞれ6周、4周を走ってから、ずっとガレージにこもっている。


 午後7時7分には、ベッテルがターン2の立ち上がりでスピン。激しい白煙を巻き上げた。しかしダメージはなく、その後はミディアムタイヤで1分34秒後半〜35秒台前半の好ペースで周回を重ねた。フェルスタッペンもほぼ同じタイミングでミディアムに履き替え、互角のペースで走っている。


 順位が入れ替わったとはいえ、FP2もフェラーリが1−2と速さを見せた。トロロッソ・ホンダ勢は、クビアトが10番手、アルボンは13番手だった。



(Kunio Shibata)


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