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F1第20戦ブラジルGP決勝トップ10ドライバーコメント

2018年11月12日

 2018年F1第20戦ブラジルGP決勝でトップ10に入ったドライバーたちが日曜日を振り返った。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
ルイス・ハミルトン 決勝=優勝


2018年F1第20戦ブラジルGP 優勝したルイス・ハミルトン(メルセデス)

 チームの歴史がいま、築き上げられている。今年は本当にきついシーズンを送ってきた。チームの全員が今までよりもさらに努力し、団結して戦った。何年も成功し続けているのだから、ミスをすることがあっても不思議ではないのに、このチームのメンバーはレベルを引き上げ続けているんだ。


 大変なレースだったけれど、チームのためにどうしても勝ちたかった。皆が「自分たちはワールドタイトルを獲り、伝説を作ったんだ」ということを知りながら、最終戦、そして冬休みに入ることができる。それはいい連鎖反応を生み出すだろう。彼らのハードワークには感謝しているし、このチームの一員であることを誇りに思う。


 今日レッドブルがこれほど強いとは予想していなかった。ペースは僕らと同じぐらいだと思っていたら、彼らの方が圧倒的に速かった。僕らはファーストスティントでタイヤに苦しんだが、彼らはうまく管理して走っていた。ミディアムタイヤに換えてセカンドスティントに入ると、エンジンに問題が発生した。だから、なんとかフィニッシュすることに集中して走らなければならなかった。


 マックス(・フェルスタッペン)に抜かれて悔しかったけれど、その後、彼らが問題に直面したために、僕はトップに戻ることができた。無線でエンジニアに対して「諦めたくない。どうすべきなのか教えてほしい」と頼み、優勝を持ち帰るために最大限のリスクを冒しながら、最後まで頑張り抜いた。


 いまが最高だと感じるが、この波に乗り続け、次のレースでも勝ちたい。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
マックス・フェルスタッペン 決勝=2位

2018年F1第20戦ブラジルGP決勝2位 マックス・フェルスタッペン
2018年F1第20戦ブラジルGP決勝2位 マックス・フェルスタッペン


 まずはチームに感謝したい。今日は最初から最後までマシンの感触が素晴らしかった。終盤はフロアにダメージを負った状態だったが、それでもとてもよかったんだ。セットアップ、バランス、戦略、すべてが完璧だった。


 このサーキットでこれほどの競争力を発揮できるとは思っていなかっただけに、とても心強い。アブダビにも期待したいね。


 2位だったけれど、本当は優勝していたはずだった。予想していた以上に、すごいパフォーマンスだ。


 ただ、オコンとのインシデントのせいで優勝を手にできなかったことが本当に残念だ。もちろんバックマーカーが同一周回に戻ることは許されている。ただ、彼はその際に大きなリスクを冒した。これは不必要なことだ。相手はレースリーダーなのだからなおさらだ。


 接触の責任があるということで彼はペナルティを受けた。それがすべてを物語っていると思う。


 僕は強い情熱を持ったスポーツマンであり、いつも勝つことを目指している。だからこの状況はとても悔しいし、上位争いをしているときだけに感情的にもなる。それでもいまは、このレースを含め、今週末からポジティブな要素を見つけ出し、アブダビに勢いをつなげていくことが大事だと思っている。


■スクーデリア・フェラーリ
キミ・ライコネン 決勝=3位

2018年F1第20戦ブラジルGP 3位 キミ・ライコネン(フェラーリ)


 エキサイティングないいレースだった。最初から最後までマシンが好調で、いいバトルをすることができたんだ。速さがあったし、何か問題に対処しなければならないようなこともなかった。


 最初のタイヤセットは序盤はとてもよくて、満足していたが、メルセデスを抜こうとした時に少し傷めてしまった。タイヤ交換をすると、マシンの調子がとてもよくなった。ピットストップの後にメルセデスを抜けるだろうことは分かっていた。その後もマシンの動きはとてもよかったけれど、これより上の順位を狙うにはもう手遅れだった。


 戦略について言うと、自分たちにとってベストだと思うことをした。いろいろなことが議論の対象になるけれど、今日は最大限のことができたと思う。もちろん最高のリザルトではないが、これ以上のことができたとは思わない。全くミスなく、全力で戦った上での結果だ。


 コンストラクターズ選手権でメルセデスに勝つのは難しいと分かっていた。最善を尽くしたけれど届かなかった。今年一番優れたチームが勝ったんだ。当然の成り行きだよ。


■アストンマーチン・レッドブル・レーシング
ダニエル・リカルド 決勝=4位


2018年F1第20戦ブラジルGP ダニエル・リカルド(レッドブル)

 自分のレースに満足している。チームの皆もとても頑張ってくれた。ただ、あと少しのところで表彰台に届かなかったから残念だ。


(3位の)キミ(・ライコネン)に追いついて、表彰台は見えていた。でも残念だけどつかむことはできなかった。


 今回も戦略がうまくはまったし、自分たちには何のミスもない。コース上ですごいバトルができて楽しかった。(バルテリ・)ボッタスを抜いた時なんて最高だったよ。無線でチームに「やるぞ」と宣言して、そのとおり、やってのけた。


 セブ(ベッテル)とのバトルもクールだったね。1回か2回当たったかもしれないけど、僕はいつだって彼のことを尊敬しているし、彼のレースの仕方に敬意を抱いている。これまでも何度かコース上で戦って、時にはヒートアップしたこともあるが、僕らは互いに境界線を把握している。


(降格)ペナルティを受けるレースは必ずマシンが速いみたいで悔しいよ。もっと上位からスタートしていれば、すごくいい結果を出せたはずだ。複雑な心境だ。確かに今日はいいレースをしたが、予選順位からスタートしていたら、これ以上の順位をつかめたはずなんだ。11番手からのスタートでは、これが精いっぱいだと思う。


 でも今日のレースに関しては何ひとつ後悔すべき点はない。僕もチームもやれることはすべてやった。だからこの結果を受け入れるしかない。


 今日はマシンのペースがとてもよかったから、前向きな気持ちでアブダビに向かうことができる。ここよりも僕らのマシンに向いているサーキットだと思うので、(アブダビの表彰台用の)フェイクのシャンパンを飲めるかもしれないよ。


■メルセデスAMG・ペトロナス・モータースポーツ
バルテリ・ボッタス 決勝=5位


(コンストラクターズタイトルを獲得することができて)すごくうれしい。このチームの一員であることを誇りに思う。チームメンバー全員のハードワークによる成果であり、皆がタイトルにふさわしい仕事をした。スポットライトが当たるのはほんの数人だけど、チームには大勢の隠れたヒーローがいる。巨大なプレッシャーのなかで、ミスを最小限に抑え、マシン開発において素晴らしい仕事をし、すべての要素をそろえてきた。メンバー全員を心から祝福したい。


 今日のレースは少し苦労した。スタートは予定どおりうまくいったけれど、ファーストスティントではタイヤのオーバーヒートに苦しみ、セカンドスティントではミディアムにブリスターが出て苦労した。そのために2回目のピットストップをしなければならなくなった。


 今日はあまりペースがよくなくて、予想よりも苦戦した。スタート前には楽観的な予想をしていたんだ。とはいえ、今日がメルセデスにとって素晴らしい一日であることには変わりない。


■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=6位

 楽なレースではなかったし、6位には満足していない。ベストを尽くそうと頑張ったが、マシンが乗りづらく、ストレートを走る時でさえ苦しんでいた。


 正直言うと、ソフトタイヤでスタートしたことは有利にはならなかった。スーパーソフトが予想以上に長持ちしたんだ。スタートの最初の部分は悪くなかったけれど、その後はあまりよくなかった。グリップがなかったんだ。ハード側のタイヤを選ぶと、そうなるのは仕方がないことだ。


 いい一日だったとはいえない。もちろん全然満足していない。コンストラクターズ選手権でも負けたしね。キミ(・ライコネン)が表彰台に上ったことはよかったと思う。でも僕自身のレースは、最初もひどかったし最後もひどかった。


(決勝日を10点満点で点数をつけると何点かという問いに対してCrash.netに語り)全力を尽くしたけれど、リザルトの面では1点だね。悪い点数だ。


■アルファロメオ・ザウバーF1チーム
シャルル・ルクレール 決勝=7位


 今日のレースにはとても満足している。7位というのはポジティブな結果なので、喜んでいいと思うよ。


 このコースを走るのは楽しかったし、またポイントを稼いで、コンストラクターズ選手権8位確定に向けてポジションを固めることができたからうれしい。チームにとっていい結果だと思う。アブダビでどこまでやれるかが楽しみだよ。


■ハースF1チーム
ロマン・グロージャン 決勝=8位


 満足いくレースができた。チームにとってもいい結果だったと思う。1周目に(マーカス・エリクソンと接触して)マシンにダメージを負ったことを考えると、すごい結果なんじゃないかな。ダウンフォースを大量に失っていたんだ。これだけのラップタイムで走ることができたのは、素晴らしいセットアップでマシンを仕上げていたからだと思う。


 ダメージがなければ、余裕でトップ3チームのすぐ下の位置でフィニッシュできたはずだ。でも8位と9位という結果には満足だ。ルノーとのポイント差はとても大きいけれど、シーズン最後の2戦でダブル入賞ができたら、とてもいい形で冬を迎えることができるだろう。


■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=9位


 1周目は不運だった。いいスタートを切って、ターン1とターン2をうまく抜けていった。でもターン4で押し出されていくつかポジションを失ってしまった。だからその後、順位を挽回してロマンとのギャップを縮めるため、プッシュしていかなければならなかったんだ。彼の後ろまで来た後はポジションをキープした。


 またチームがダブル入賞を達成できてうれしい。昨日の予選は不運で、本来のポジションをつかめなかったから、そこから挽回できてよかった。ダメージを最低限に抑えることができた。ポイントを獲ってこの週末を終えられたのはよかったよ。


■レーシング・ポイント・フォース・インディアF1チーム
セルジオ・ペレス 決勝=10位


 決勝で雨が降ることを心から願っていた。レースの間もずっと雲を見ていて、だんだん暗くなってきたのが分かったけれど、結局はドライのままだった。


 今日はこれ以上のポイントを獲れるほどのペースはなかった。かなり早い段階から燃料をセーブしなければならず、レースの大部分を単独で走った。


 戦略を最大限に生かすことができたし、今日は10位が精いっぱいの結果だったと思う。ルノーがノーポイントだったから、その分、もっとポイントを稼げればよかったのに、それができなくて残念だ。アブダビではもっといい結果を出して、いい形でシーズンを締めくくりたいね。



(autosport web)


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※アブダビGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム666
2位スクーデリア・フェラーリ652
3位オラクル・レッドブル・レーシング589
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム468
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム94
6位BWTアルピーヌF1チーム65
7位マネーグラム・ハースF1チーム58
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9位ウイリアムズ・レーシング17
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