サンマリノGPは、2回目の予選を前にしてフリー走行が行われ、フェラーリのルーベンス・バリチェロがトップタイムをマークした。
終日好天だった昨日と変わって土曜日は曇り気味になるという予報だか、土曜日午前9時のセッション開始時の天候は晴れ。気温13度・路面温度15度、湿度54%のコンデション。
土曜フリー走行2回目開始10分、マーク・ウエーバーがいきなりピラテーラでストップ。このセッション、ウエーバーはノータイムに終わる。28分、ジャック・ビルヌーブとミハエル・シューマッハーがシケインで、タイヤをロックさせコースオフするも、2台ともコースに復帰する。33分、アクアミネラリでハインツ-ハラルド・フレンツェンのマシンから大白煙が上がる。エンジン・ブローである。10分後、同地点でアントニオ・ピッツォニアも煙を上げてストップ。チェッカーとほぼ同時にビルヌーブがタンブレロでスピン。また、リスがラルフ・ファーマンの前を横切るハプニングも見られた。このフリー走行1回目でトップタイムを記録したのはキミ・ライコネンで、タイムは1分23秒196。ラルフ・シューマッハーが10分の1秒差、以下ルーベンス・バリチェッロ、シューマッハーが10分3秒差で続く。トップ3混戦の予感が漂う。
フリー走行2回目は気温15度、路面温度17度のコンデションで開始。開始から24分、バリチェッロがビルヌーブ・シケインでタイヤをロックさせてコースオフ。ここはさきほどシューマッハーも飛び出したコーナーだ。さらにヤルノ・トゥルーリがバリアンテアルタでスピンするも再走する。1分後、そのシケイン立ち上がりで1分22秒897のトップタイムを記録していたラルフがスピン! 後ろ向きになったまま左前後輪をバリアに擦りつけクラッシュ。怪我はないが、貴重な残り25分を失った。
52分、ジャンカルロ・フィジケラがスピンを喫すも再走。同刻、ラルフ・ファーマンがアクアミネラリでストップ。エンジンか? 54分、リバッツァの進入でトゥルーリがコースはみだすも、スピンにはいたらず。58分、クリスチアーノ・ダ・マッタがタンブレロをはみ出したが再走。11時チェッカー。順位は1位バリチェッロ、2位ラルフ、3位ウエーバー(!)、4位ライコネン、5位シューマッハー、6位フェルナンド・アロンソ、7位デイビッド・クルサード、8位ファン-パブロ・モントーヤ、9位ビルヌーブ、10位オリビエ・パニスがトップ10。首位バリチェッロから7位クルサードまでタイム差はコンマ4秒だ。セクター1はモントーヤ、セクター2はライコネン、セクター3はバリチェッロがベストタイムを記録している。