Ｆ１第４戦サンマリノＧＰは、イタリアのエンツォ・エ・ディノ・フェラーリサーキットで開幕。現地時間８時３０分より行われたプライベートテストには４チームが参加した。

　天候は晴れ、気温１１度、路面温度１３度のコンデションで金曜日プライベートテスト・セッションは開始された。参加ドライバーはこれまで３戦より一名増えて１０人。新人マッテオ・ボッビが３台目のミナルディのステアリングを握る。また、ルノーは４台のマシンを持ち込み、アラン・マクニッシュに託されたマシンはこのレースでのスペアカーではなく、純粋な開発用である。
　これまで３戦と違ってこの２時間はスピンやトラブルが多発。とりわけルノー勢にコントロールオフが目立ち、３人全員がスピン。ヤルノ・トゥルーリはリバッツァで、マクニッシュはアクアミネラリでスピンし、それぞれグラベルにはまってしまった。トップタイムを出したジャガーのアントニオ・ピッツォニアもエンジン右バンクからスモークを上げ、３位マーク・ウエーバーはピットロード出口で止まる一幕もあった。終始順調だったのは、２位のタイムを出したジャンカルロ・フィジケラだろうか。そのフィジケラはセッション後、スタート＆フィニッシュライン上のグリッドで執り行われたブラジルＧＰの再表彰式でライコネンよりトロフィーを返還され、晴れて初優勝の感激に浸っていた。

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