エキサイティングでチャレンジングなブラジル戦を終え、ジャガー・レーシングはヨーロッパラウンド初戦となるサンマリノGPに向かう。
インテルラゴスでのジャガーR4のパフォーマンスは、週末を通してとても好調だった。チームは今週末のイモラで、更なる競争力のアップを期待している。
イモラは各部のセットアップが難しいサーキットだ。メカニカルグリップを最大限にするほか、トラクションやブレーキの性能が欠かせない。低速コーナーやシケインではハイダウンフォースが鍵を握ると共に、空力バランスもラップタイムに響く。
マーク・ウエーバーは次のように語った。「ブラジルは辛い週末となった。2ポイントを獲り損ねて、僕もチームもがっかりだった。とはいえ、R4のスピードには満足している。今のパッケージを次の段階にまで進化させることを楽しみにしている」「ブラジル以来、僕たちは燃費の問題に集中してきた。この問題については、アントニオがシルバーストンでのテストで改良してくれた。次はイモラだが、ヨーロッパに戻ることができて本当に嬉しく思っている。ここ3レース、僕たちはとても忙しかった。移動距離が短いと、かなり違うね」「サンマリノのサーキットはとても好きだ。僕はいつもレースをエンジョイしている。F3000時代、優勝が1回、3位が1回の計2回表彰台に上った。ジャガー・レーシングでも表彰台に上りたいね。僕の好きなコーナーはトサ・シケインと、もちろんリバッツァだ。どちらもとても楽しい。ドライバーとマシンの力が100%求められるコーナーだ」
「イモラでのレースを楽しみにしている。ブラジルでマシンが廃車になった後、僕たちはファクトリーでハードワークに務め、サンマリノに向けて再びマシンの準備をしている」
僚友のアントニオ・ピッツォニアは次のように語った。「3つの大陸でレースを3つ終えた後、ヨーロッパに戻ってこられて嬉しく思う。F3000時代からヨーロッパのサーキットはいくつか知っている。イモラでのレースを楽しみにしている。ここのトラックには面白いコーナーがある。気の抜けないものもいくつかあるけれどね!」「ブラジル戦以来、チームと共にイギリスに戻り、シルバーストンでテストを行った。1日のテストだったけれど、特にコスワースエンジンの燃費の改良に集中した。改良がうまくいっているかどうか確かめる前に、コスワースエンジンを使ってもっと走り込みを行わなければならない。金曜日のトラックでのテストを楽しみにしている」「イモラは、チームにとってチャレンジングな週末になるだろうけれど、調子はいい。ミシュランタイヤもこれまで、いいパフォーマンスを見せているので、イモラでの結果が楽しみだ。パワー、トラクション、ダウンフォース、ブレーキがイモラでのレースには欠かせない。とはいえ、これまでのイモラのように、予期せぬ天候に阻まれることもあり得る」