パナソニック・トヨタ・レーシングは、4月11日(金)ホーム・サーキットである南仏ポールリカール・サーキットでの4日間に渡るテストを終了した。
今回のテストでは、オリビエ・パニスが、8日(火)から10日(木)、クリスチアーノ・ダ・マッタが10日(木)と11日(金)、リザーブ・ドライバーのリカルド・ゾンタが8日(火)、9日(水)、11日(金)の3日間にわたって“トヨタTf103”をテスト。ヨーロッパ・ラウンドの初戦となる第4戦サンマリノGPに向けて、多岐に渡る技術的なテストプログラムをこなした。
パナソニック・トヨタ・レーシングは、4日間のテストの成果を活かし、来週には、イタリア・ボローニャ近郊のイモラ・サーキットに移動、今シーズン初の欧州戦へと臨む。
オリビエ・パニス:
TF103/03&06
総周回数:
100周
(走行距離 約385km)
「私がテストを行った2日間は、悪天候の影響を受けるとともに、多少のトラブルも発生したため、来週のサンマリノGPに向け、予定通りにテストをこなすことが出来ず、いささか心残りな結果となった。開幕戦以来、チームとともに順調にテストを消化して、有意義な結果を得てきただけに、残念だった。来週のサンマリノGPでは、運が味方することを期待している」
クリスチアーノ・ダ・マッタ:
TF103/03
総周回数:
161周
(走行距離 約600km)
「とても有意義な2日間のテストを行えた。昨日のテストでは、タイヤ評価に時間を費やし、今日は、サンマリノGPと、これからのヨーロッパ・ラウンドに向けた新しいサスペンション、新しい空力パーツを装着して、クルマのセットアップに集中した。両日のセッションの終盤は、雨に見舞われたが、当初予定していたすべてのテストプログラムを成し遂げることが出来、とても満足している」
リカルド・ゾンタ:
Tf102/06
総周回数:214周
(走行距離 約800km)
「今回のテストでは、テスト時間をとても有効に使うことが出来た。オリビエ・パニスとクリスチアーノ・
ダ・マッタとともに、さまざまなクルマのセットアップをテストし、多岐にわたるテストプログラムを消化出来た。“トヨタTf103”のステアリングを握るのは、2月のバルセロナ合同テスト以来となったが、この2ヶ月間でかなり進化していることを実感した」