Ｆ１のチームボスたちとＦＩＡとの間で行われる予定の会議が、当初より約１０日間延期されて開かれることになった。Ｆ１各チームが、新たなルール変更案の策定に、もう少し時間をかけたいと求めたためだ。
　今シーズンも開幕３戦が終わり、各チームとＦＩＡは、今年から新しくなった予選システムやパルクフェルメのルール、並びにイギリスＧＰ以降の予定が来年にまで延期されたドライバーエイドの廃止について、意見交換を行う会議を開く。
　新しい１ラップ予選については、特に予選後の給油が認められない点を中心に、これまで様々な批判が上がっている。ドライバーやチーム、そして驚くべきことに、バーニー・エクレストンまでが、観客にわかりやすい本当の意味でのスピード競争となるように予選ルールの見直しの必要性を唱えている。
　パルクフェルメのルールは、“予選特別仕様”車からレース仕様車への大きな変更を禁止し、各チームが予選で用いたマシンをそのまま決勝で使用するようにと導入されたルールだ。しかし、各チームはレース前の重要な安全性チェックを行う時間が足りないと、同ルールについて不満をこぼしている。
　意見交換の会議は、当初４月１１日（金）に開かれる予定だったが、４月２０日のサンマリノＧＰまで延期されるようだ。
　マクラーレンのボス、ロン・デニスはgrandprix.comの中で次のように語った。「みんなの意見が一つにまとまるにはもう少し時間が必要だ。変更されても、今とあまり変わらないようではダメだからね。よく考えた上で決めたい」

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