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トロロッソ・ホンダF1密着:雨を味方につけ、マクラーレン・ホンダ時代を超える予選結果を獲得
2018年7月29日
F1ハンガリーGPの予選で、トロロッソ・ホンダが2台そろってQ3に進出した。トロロッソ・ホンダとしては、今シーズン初めてのことだ。マクラーレン・ホンダ時代を振り返っても、ホンダのパワーユニットを搭載した2台がそろってQ3に駒を進めたのは、2017年マレーシアGPのストフェル・バンドーン7番手、フェルナンド・アロンソ10番手以来のことだった。
さらに、Q3の予選でピエール・ガスリーはレッドブルのマックス・フェルスタッペンを上回り、第4戦バーレーンGPに並ぶ6番手を獲得。初めてQ3に進出したチームメイトのブレンドン・ハートレーも、ハースの2台をおさえて、予選自己ベストとなる8番手に入った。
この結果はホンダにとって大きな意味を持つ。それは予選6番手&8番手という成績は、じつはマクラーレン・ホンダの3年間で挙げた2台での予選最高位を上回ったからだ。マクラーレン・ホンダ時代の2台での予選最高位は、2016年のハンガリーGPのフェルナンド・アロンソ7番手、ジェンソン・バトン8番手だった。
それを可能にしたのは、雨にうまく対応したからにほかならない。ただし、チームとしては、ドライコンディションで行われたフリー走行3回目で8番手と10番手に入る速さを見せており、「雨に助けられた」という表現は適切ではない。
チーフレースエンジニアのジョナサン・エドルズはこう振り返る。
「ドライコンディションで行われたフリー走行3回目の走りにとても満足していたので、少なくとも1台はQ3に行けるだろうと考えていた。だから、予選直前になって雨が降り出したときは、とてもがっかりした」
■ハンガリーGP予選Q1ではハートレーにトラブルも
実際、チームは雨の予選に序盤少し混乱していた。Q1の序盤はインターミディエイト(雨用と晴れ用の中間)タイヤでの予選となったが、徐々に路面が乾きだし、後半はドライタイヤを履いてのアタック合戦となった。ハートレーは路面状況をレースエンジニアと細かく無線で話し合い、早めにドライタイヤに交換した。
しかし、ピットインの際、「メカニックがフロントウイングの角度を調整し忘れたため」(ハートレー)、次の周に再びピットインしなければならなかった。これでタイヤの温度が下がったハートレーはなかなか思うようなアタックができないまま、Q1突破圏外に落ちてしまう。
「あれが最初で最後のチャンスだった」というラストアタックで、ハートレーは1分18秒429をマーク。「今年、一番の予選だった」と喜んでいた。
一方、ガスリーも「クルマをコース上にとどめておくのがとても難しいコンディションだった」と語るように、雨によって予選6番手を獲得できたというわけではない。そして、こう振り返る。「チームが素晴らしいタイヤ戦略を立ててくれた」と。
例えば、Q2はセッションの途中から雨が強くなったが、「雨脚が強くなる前にタイムを出せたことが良かった」と、ホンダの田辺豊治F1テクニカルディレクターが指摘するように、ドライバーをアタックに出すタイミングがすばり当たった。
この日のトロロッソ・ホンダの6番手と8番手は、雨によって助けられたのではなく、雨を味方につけて勝ち取ったチーム最高の結果だった。
(Masahiro Owari)
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1位 | ランド・ノリス | 44 |
2位 | マックス・フェルスタッペン | 36 |
3位 | ジョージ・ラッセル | 35 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 34 |
5位 | アンドレア・キミ・アントネッリ | 22 |
6位 | アレクサンダー・アルボン | 16 |
7位 | エステバン・オコン | 10 |
8位 | ランス・ストロール | 10 |
9位 | ルイス・ハミルトン | 9 |
10位 | シャルル・ルクレール | 8 |

1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 78 |
2位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 57 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 36 |
4位 | ウイリアムズ・レーシング | 17 |
5位 | スクーデリア・フェラーリHP | 17 |
6位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 14 |
7位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 10 |
8位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 6 |
9位 | ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム | 3 |
10位 | BWTアルピーヌF1チーム | 0 |

