マレーシアで肩の怪我により病院に移送されたジャスティン・ウィルソンだが、すでに回復し、今週末のブラジルGPへの出走は問題ない。
ミナルディに乗るウィルソンは、ブラジルGPが行われるインテルラゴス・サーキットで、過去に素晴らしい強さを見せている。2001年の国際F3000レースで優勝したのに続き、2002年にはダラーラ・ニッサン・ワールドシリーズの最終戦でも優勝しているのだ。
F1マシンに乗るとコースはかなり違ったものに感じられるだろうが、ウィルソンはミナルディPS03で、少なくとも馴染みのある場所で戦うことになる。
飛行機でブラジルに向かう前に、ウィルソンは次のようにコメントした。「ブラジルはかなり体力勝負のレースになるだろうし、マレーシアと同じくらい暑くなる可能性もある。でも今回はパワステが付くことになるはずだから、ありがたいよ!」
「それにチームが、二重のシートベルトシステムをマシンのコクピットに採用したから、セパンのときのようなトラブルは、もう起こらないはずだ」
「またマシンに乗りたくてウズウズしているし、金曜の特別テストセッションが楽しみだよ。F1は一度にたくさんのことが起こるから急速に物事を学べるし、各サーキットで走れる特別セッションはものすごく役に立つことがわかった。インテルラゴスとサンパウロは、僕にとっていい思い出のある場所だから、今年F1ドライバーとして再訪できるなんて嬉しいよ!」
ウィルソンはすでに、肩の怪我から完全に回復している。この怪我は、シートベルトのズレとHANSデバイスが原因で起きたもので、彼はマレーシアでリタイアを余儀なくされた。
オーストラリアのアルバートパークもマレーシアのセパンも、ウィルソンには初体験のコースだった。しかしウィルソンは、2度とも序盤に後方からトップ8まで上がって見せ、コースを知らなかったとは思えない素晴らしいパフォーマンスを発揮した。