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ブラジルGPプレビュー:
ジャガー・レーシング

2003年3月31日

 F1選手権は今週末、3つ目の大陸に上陸する。次の舞台となるのは、バンピーでドライバーに厳しいブラジルのインテルラゴス・サーキットだ。シーズン最初の2戦を不慣れな場所で戦ってきたアントニオ・ピッツォニアは、ここでF1ドライバーとして初のホームレースを迎えることになる。
 よく知っているコースなので、ピッツォニアはセットアップと作戦の練り上げに集中することができる。
 ピッツォニアはこう語った。「ホームレースは特別なものになるよ。このサーキットで最初にレースをしたのは1996年で、そのとき以来、僕はいつもインテルラゴスを楽しんできた。母国の観衆の前でレースをするからといって、ナーバスにはならないよ。コースを知っているし、レイアウトを学ぶよりも予選とレースに集中できるから、実のところプレッシャーは少ないんだ」
「ジャガー・カーズとHSBCのレース前のイベントとメディア活動を手伝うために、僕は早めにブラジルに向かう。だけど、僕の姉妹が週末に結婚することになっているんだ。僕の故郷のマナウスで“アマゾン・ウエディング”が行われるんだよ。親族の集まりの後、みんな僕を追ってインテルラゴスに来てくれることになっている。そこで僕は、家族に別の結婚プレゼントを贈りたいね!


 チームメイトのウエーバーは、次のように語った。「インテルラゴスはバンピーなサーキットで、肉体の能力が問われる。反時計回りのサーキットだから、特に首の筋肉が重要なんだ。フェラ・ドゥラとビコ・デ・パトはいいコーナーで楽しいんだけど、1コーナーが一番の抜きどころだね。そう考えると、レースのスタートはエキサイティングなものになりそうだ。アルバートパークとセパンのレースでは、フラストレーションも感じたけれど期待も持てそうだったから、この先どんなチャンスでも最大限に生かすつもりだよ」
「僕はまたファクトリーに行って、働いている人たちに会ってきたんだ。何度も言っていることだけど、現代のF1マシンを準備し整備する作業には、ひたすら驚嘆させられる。何週間もの間1日も休まず働いている人もいたけど、この集中的な作業は間もなく実を結ぶだろう――必ずね。ジャガーR4のスピードとバランスは、はっきりしている。R4のデザイン作業の開始が去年どれほど遅かったか、忘れちゃいけない。会社の内部でいろいろな変更があったことも考えると、現在のパッケージのポテンシャルは実に素晴らしいと思うよ」




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