Ｆ１のボス、バーニー・エクレストンは、自動車メーカーがライバルシリーズ設立の構えを辞さないなら、今のＣＡＲＴを“Ｆ１”に改名してシリーズを存続させる考えでいるようだ。

　２７日付の『ガーディアン』紙は、エクレストンが先週、ＣＡＲＴのＣＥＯ、クリス・プークに会い、ＣＡＲＴの買収話を提示したと伝えた。
　ＣＡＲＴ買収はこれまでウワサに上る度に否定されてきた話であるが、同紙によれば、エクレストンはＦ１に参戦している自動車メーカーがＧＰＷＣを設立した場合、今のＣＡＲＴを“Ｆ１”にしようと考え、ＣＡＲＴを買収するのだという。
　突飛で信じがたい話ではあるが、今回の報道はヨーロッパ自動車メーカー連合（ＡＣＥＡ）を構成するフィアット（フェラーリ）、フォード（ジャガー）、ルノー、ダイムラークライスラー（マクラーレン・メルセデス）、ＢＭＷ（ウイリアムズＦ１）を不利な状況に追い込む警鐘となり得る。
　ＡＣＥＡは、レース収入の増加を狙って、現在のコンコルド協定が切れる２００８年に、自ら新しいシングルシーターシリーズを設立すると主張している。

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