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移籍を目論むリカルドは速さを示せるか、レッドブルで白熱する主導権争い/今季注目の5大対決(2)

2018年3月20日

 いよいよ開幕が迫った2018年のF1シーズンは、各所でさまざまな対決が勃発することが予想される。そのなかでも特に注目すべき対決を全5回に分けて紹介する。第2回はレッドブルのチームメイト対決。ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンだ。


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 ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンがコンビを組むのは、今年で3年目となる。初年度2016年は、選手権3位に入ったリカルドがチームメイトバトルを制した。しかし去年は、ほぼ互角。いや、個々のレース内容を見れば、フェルスタッペンが優っていることの方が多かった。


 確かに獲得ポイントは、リカルドが32ポイント多かった。しかもメカニカルトラブルによるリタイアは、リカルドの方が多かったにもかかわらずである(リカルド5回、フェルスタッペン4回)。


 一方でフェルスタッペンは、スペイン、オーストリア、シンガポールの3レースを、もらい事故で失っている。そしてハンガリーではリカルドをリタイアさせた。


 だが完走したレースに限れば、フェルスタッペンが圧倒した。予選は13勝7敗、そしてレースは5勝2敗だった。リカルドのバクーでの勝利がセバスチャン・ベッテルとルイス・ハミルトンの接触事故の間隙を突いた、多分にラッキーなものだったのに対し、フェルスタッペンはマレーシアとメキシコで堂々たる勝利を飾っている。


 常に正直なリカルドは、幅が広くなった昨年のマシンと新ピレリタイヤの特性に、なかなか対応できなかったと述懐している。そのため頻繁にセットアップを変え、それでも満足の行く挙動が得られず、時にオーバードライブに陥ったとも言う。その間にフェルスタッペンは、着々とF1マシンの経験を積んでいった。

完走したレースではリカルドを圧倒したフェルスタッペン


 もし今季、獲得ポイントもレース内容もフェルスタッペンに劣るようなことになれば、チーム内のリカルドの地位はかなり危ういものになるだろう。一方でレッドブルとの契約は今季いっぱいであり、リカルド自身はメルセデス(あるいはフェラーリ)への移籍の意思を隠していない。
 
 しかしハミルトン、あるいはベッテルが同意しなければ、不本意ながら残留する他ない。そしてどちらの選択肢を取るにしても、もしチームメイトに負けるようなことになれば、彼の商品価値は一気に下落してしまうのである。
 



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(Translation:Kunio Shibata)


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