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ルノーF1、メキシコGPでのPU不調の原因は「パフォーマンスと信頼性のバランス」にあったと認める

2017年10月31日

 ルノーF1のマネージングディレクターであるシリル・アビテブールは、メキシコGPにおいて、ルノーがパワーユニットのパフォーマンスと信頼性のバランスの見極めを誤っていたことを認めた。


 メキシコGPでのマックス・フェルスタッペンは順調に周回を重ねて優勝を飾ったが、彼はルノー製エンジンで走ったグループのなかでも幸運な例外だった。彼のチームメイトであるダニエル・リカルド、トロ・ロッソのブレンドン・ハートレー、それにルノーのニコ・ヒュルケンベルグは全員、日曜日の決勝でパワーユニットのトラブルに見舞われ、エンジンに根本的な弱点があることを強調する結果となった。


 ルノーは問題について詳細な分析を行う予定だとしている。アビテブールはサーキットが高地に位置していたことと、冷却系の問題がパワーユニットに影響を与えたと考えており、以下のように述べている。


「メキシコGPでは複数のインシデントが起き、我々にとって厳しいものになった。ニコ(・ヒュルケンベルグ)とパートナーチームのマシンがリタイアしたということは、信頼性の問題がまだ残っており、我々とカスタマーチームに重大な影響を及ぼしていることを示している」


「高地であることで、このコースに避けられない課題があることは認識している。信頼性において妥協することなく、パフォーマンスも探り出さなければならなかった」


 上記のように語る一方で、メキシコはルノーにとって不慣れな地域ではないことをアビテブールは認識している。


「我々は2年にわたって、この地でレースをしている」


「どういったことが予想されるかも分かっている。言い訳はできない。我々はもっと謙虚になり、エンジンをもっとしっかり管理する必要があるという事実を、受け入れるべきなのかもしれない」


「メキシコGPの準備において何が間違っていたのかを理解しなければならない」


「パフォーマンスは十分だった。予選ではルノーのパワーユニットを搭載したマシンの多くが好調だった。しかしながらパフォーマンスと信頼性のバランスが良くなかったのだ」


「マックス・フェルスタッペンの優勝によって、エンジンのポテンシャルは証明された。素晴らしいレースを展開した彼とチームには祝意を表したい。我々は残りの2レースに向けてモチベーションを維持し、目標に集中する必要がある」



(AUTOSPORTweb)




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