F速

  • 会員登録
  • ログイン

ラウダ、2018年からF1に導入が決まったハロを批判。「ファンのためにならない」

2017年7月23日

 F1の伝説的ドライバーでメルセデスのノンエグゼクティブチェアマンでもあるニキ・ラウダは、コクピット保護デバイスのハロ導入は過ちであり、ファンとの距離を縮めたいとするF1側の取り組みに反する行為だと話している。


 各チームやドライバー、ファンなどから圧倒的な反対意見が出ているにも関わらず、FIAはハロの2018年導入にゴーサインを出した。


 F1の運営組織であるFIAは、19日にスイスのジュネーブで開かれたF1ストラテジーグループのミーティングにおいて、安全上の理由からハロ導入を押し通すことを決定。ハロはシールドやエアロスクリーンといった代替コンセプトと比較して、最も現実的な選択肢だというのが理由だ。


ラウダは「我々はコクピット保護デバイスとしてハロ、レッドブルのエアロスクリーン、フェラーリのシールドをテストした。どれも100%納得できるものではなかった。そうした状況では正しい判断を下す必要がある。ハロを選ぶのは間違いだ」と語る。


 1976年のF1レースで命に関わる大事故に見舞われたラウダは、F1における安全性については一家言を持つ。彼は安全装置の必要性については疑問を持っており、F1のDNAに影響を及ぼすとして公然と非難している。


「FIAはF1をできる限り安全なものにしてきた。ホイールはよりしっかり装着されるようになり、外れて飛んでいく危険性はほとんどなくなった。ドライバーへのリスクは最小限になっている」


「我々は速いマシンで新しいファンをF1に呼び込み、観客との距離を縮めようと懸命に努力をしているところなのに、それを過剰反応で台無しにしてしまう」


「ハロより優れた解決策は必ずある。そうでなければ3種類ものデバイスをテストしなかっただろう。研究を続け、マシンの外見を損なうことのないものを見つけたら2019年に導入するというのが、最も合理的なやり方ではないだろうか」 


「それくらいシンプルなことだ。あとで後悔するとわかっているものを、急いで導入する理由はない」とラウダは締めくくった。



この記事は f1i.com 提供の情報をもとに作成しています



(AUTOSPORTweb)


レース

5/30(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
5/31(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/1(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位オスカー・ピアストリ186
2位ランド・ノリス176
3位マックス・フェルスタッペン137
4位ジョージ・ラッセル111
5位シャルル・ルクレール94
6位ルイス・ハミルトン71
7位アンドレア・キミ・アントネッリ48
8位アレクサンダー・アルボン42
9位アイザック・ハジャー21
10位エステバン・オコン20

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム362
2位スクーデリア・フェラーリHP165
3位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム159
4位オラクル・レッドブル・レーシング144
5位ウイリアムズ・レーシング54
6位ビザ・キャッシュアップ・レーシングブルズF1チーム28
7位マネーグラム・ハースF1チーム26
8位ステークF1チーム・キック・ザウバー16
9位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム16
10位BWTアルピーヌF1チーム11

レースカレンダー

2025年F1カレンダー
第9戦スペインGP 6/1
第10戦カナダGP 6/15
第11戦オーストリアGP 6/29
第12戦イギリスGP 7/6
第13戦ベルギーGP 7/27
  • 最新刊
  • F速

    F速 2025年5月号 Vol.3 日本GP号