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F1カナダGPでのフォース・インディアは、どのような戦略を採るべきだったのか
2017年6月17日
フォース・インディアは、F1カナダGP終盤にチームオーダーを発令し、セルジオ・ペレスとエステバン・オコンの順位を入れ替えるべきだったと考えている。
ふたりのドライバーは3位を走行していたレッドブルのダニエル・リカルドを追い抜こうとしており、より新しいタイヤを装着していたオコンに対し、ペレスは順位を譲ることをしなかった。
両者ともリカルドを抜くことはできず、それどころかピットストップの回数を増やして新品タイヤを履いたフェラーリのセバスチャン・ベッテルにオーバーテイクされ、5位と6位でレースを終えている。
チームはペレスに順位を譲るよう、直接的なチームオーダーは出さなかったものの、チーフオペレーティングオフィサーのオットマー・サフナウアーは指示を出すべきだったと認めた。
「レース後には多くの情報が得られる。おそらくはフェラーリがピットストップした直後などの、もっと早い段階でふたりを入れ替えるべきだった。そうしておけば状況はもっと楽になった」
「タイヤの温度がすぐに取り戻せるのなら、後ろから攻撃するのにリスクはない。もし上手くいかなくても、再度順位を入れ替えるだけの時間もある」
「けれども我々はそうしなかった。この件について話し合いを始めたのが遅かったから、後の祭りだったのだ」
順位を入れ替える際に生じるタイムロスやタイヤ温度の低下がリスクとなるため、ピットウォールでの議論は複雑なものだったとサフナウアーは言う。
「入れ替えるとなるとタイムを失うが、それよりも重要なのはタイヤの温度を失うことだ。タイヤ温度の低下は致命的だ。だから(順位を入れ替えた場合)すぐにスピードを取り戻せるわけではない」
「フェラーリが追い上げてきていたので、万が一のことを考えていた。そのことについては、これから分析する。しかしもし入れ替えていたとしても、エステバンが(リカルドに)追いつけたとは思っていない」
ペレスをピットストップさせるべきだったとメルセデス
メルセデスのチーフストラテジストであるジェームス・ボールズは、フォース・インディアはオコンが迫ってきた際に、順位を入れ替えるのではなくペレスをピットストップさせるべきだったと考えている。このことによってペレスは順位を落とすことにはなるが、フェラーリからチームメイトを守ることができる。
ペレスは19周目に一度だけピットに入っているが、オコンは32周目にピットストップをしている。フェラーリのキミ・ライコネンとベッテルのピットストップはさらに遅く、70周のレースの41周目と49周目。ボールズは以下のように話す。
「彼ら(フォース・インディア)がペレスを呼び戻していれば、キミがピットストップした後に前に出られただろう。そうなればフェラーリの可能性をつぶすことができた」
「フェラーリはレース終盤を、60周を走ったタイヤで走行することになり、ひどい妥協を強いられる」
「(ロマン)グロージャンは(1周目にストップして)そのまま走りきったが、それは最速でのレースではない。もしベッテルがピットに入っていたらペレスの後ろで戻ることになる。難しい選択になるはずだ」
「エステバンはそれまでどおり3位を狙ってリカルドにアタックし続けられる。もしそれが上手くいかなければ、より新しいタイヤを履いたペレスが追いついてくるので、オーバーテイクできる可能性がある」
「そうなっていれば、フォース・インディアにはもっとチャンスがあったはずだ」
(Translation:Akane Kofuji)
この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています
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6位 | ジョージ・ラッセル | 235 |
7位 | ルイス・ハミルトン | 211 |
8位 | セルジオ・ペレス | 152 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 68 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 37 |
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 640 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 619 |
3位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 581 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 446 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 92 |
6位 | BWTアルピーヌF1チーム | 59 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 54 |
8位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 46 |
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