週間うんちく講座：モナコGPで“熱”に苦しんだマシンが多かったのはなぜ？

　モナコGPではマシンの温度と冷却に苦しんでいるドライバーが少なくありませんでしたが、全開率が低くパワーユニットの負荷が小さいモナコでどうしてこのようなことが起きるのでしょうか？

　まず、モナコはストレートが短く、充分に冷却のための風を受けることができないという問題があります。加えて、オーバーテイクが難しくトラフィックで混雑した中を走らなければならないため、余計に冷却風が得られにくいのです。

　さらに、今年の場合は気温が28度、路面温度が57度と今季これまでで最も熱いコンディションになったことも影響しました。

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