F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

GP topic:ピレリの今季新型ウエットタイヤ、溝の形状変更を確認

2016年7月18日

 スタート直前に降り出した気まぐれなブリティッシュウェザーによって、セーフティーカーが導入する中、スタートが切られたイギリスGP。同じくウエットレースとなったモナコGP後にも今年のピレリのウエットタイヤについて解説したが、イギリスGPではさらに新しい情報が追加された。


 今季のピレリのウエットタイヤは第4戦ロシアGPから新しくなっており、レースで実戦投入されたのは、第6戦モナコGPが最初。その後、実際にレースで使用されたのは今回のイギリスGPで2度目の実戦となったのだ。そのイギリスGPではビレリの関係者から、今季のウエットタイヤについて、溝が新しい形状となっていることを聞いた。
 
 これまでピレリのウエットタイヤの溝は、側溝のように四角い形状をしていた。ところが、新しいウエットタイヤはその溝の底が丸みを帯びた形状に変更されているというのだ。

2016F1 ピレリのウエットタイヤ。溝の形状が丸みを帯びているのがわかる
2016F1 ピレリのウエットタイヤ。溝の形状が丸みを帯びているのがわかる

 その狙いは、ピレリ関係者によれば「排水のスピードを上げるため」だという。その改良のせいか、大雨が降った直後にスタートが切られたイギリスGPでは、セーフティカー先導によるスタートということもあったが、誰ひとりコースアウトする者もいなかった。トレッドパターンはこれまでと変わっていないようだが、溝の形状変更で排水量が大きく向上し、ハイドロプレーニング現象が起こりづらくなったのだろう。


 さらにドライバーによっては、「5周のセーフティカーランは少し長かったね。2周後に再スタートできたと思う」と言うほど、ウエットタイヤのグリップ性能も、それまでのウエットタイヤに比べて向上していたようだ。


 新しいウエットタイヤは、これでモナコとシルバーストンということなるキャラクターのコースで使用され、チームは貴重なウエット走行データを蓄積することができた。後半戦には、スパや鈴鹿といった雨が降る可能性が高いグランプリが待っている。今後は各チームのウエットタイヤの使い方にも注目したい。



(Text:Masahiro Owari)




レース

6/21(金) フリー走行1回目 結果 / レポート
フリー走行2回目 結果 / レポート
6/22(土) フリー走行3回目 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
6/23(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※スペインGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン219
2位ランド・ノリス150
3位シャルル・ルクレール148
4位カルロス・サインツ116
5位セルジオ・ペレス111
6位オスカー・ピアストリ87
7位ジョージ・ラッセル81
8位ルイス・ハミルトン70
9位フェルナンド・アロンソ41
10位角田裕毅19

チームランキング

※スペインGP終了時点
1位オラクル・レッドブル・レーシング330
2位スクーデリア・フェラーリ270
3位マクラーレン・フォーミュラ1チーム237
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム151
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム58
6位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム28
7位BWTアルピーヌF1チーム8
8位マネーグラム・ハースF1チーム7
9位ウイリアムズ・レーシング2
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第10戦スペインGP 6/23
第11戦オーストリアGP 6/30
第12戦イギリスGP 7/7
第13戦ハンガリーGP 7/21
第14戦ベルギーGP 7/28
  • 最新刊
  • F1速報

    Vol.6 第7戦エミリア・ロマーニャGP & 第8戦モナコGP & 第9戦カナダGP号