──その後トロロッソのお父さんバトルは、どうなんでしょう?
B氏:オースティンで雨が降ったときは、ふたりでコスプレしてたよね。どちらかと言うとヨス(フェルスタッペン)は泰然と構えている印象。
A氏:サインツ・パパは息子のマネージャー業を、ほとんどやっているみたい。あっちこっちに働きかけて息子の将来をなんとかしようと動いている感じで、本当いろんなところで見かける。
B氏:そうか、マックスにはオランダ人のマネージャー(レイモンド・フェルムーレン)がいるからな。
C氏:とはいえフェルスタッペンの契約に関しては、ヨスが動いていると思う。このふたりが特別なのは、これまでレッドブルのドライバーにはマネージャーは存在しなかったのに、父親が父親だからということで黙認されていること。ダニエル・リカルドやダニール・クビアトにはマネージャーはいなくて、契約についてはヘルムート・マルコが決める。それが鉄則だったのに、マックスはレッドブル所属でありながら、フェラーリともコンタクトをとっている。今後どうなるのか、興味深いね。
A氏:そもそもマックスはレッドブルの育成ドライバーじゃなくて、F3にデビューしてから注目されて、メルセデスとレッドブルで取り合いになったわけだから特殊なケース。
──フェルスタッペンは2017年にフェラーリ入りの密約があるという噂もありますね。
B氏:可能性あるんじゃない。でも、個人的にはフェラーリ入りの夢やぶれて、2015年は成績もパッとしなかったバルテリ・ボッタスを応援したいんだけど。
C氏:フェルスタッペン加入は、間違いなくセバスチャン・ベッテルが嫌がるだろうね。同じ理由でダニエル・リカルドもフェラーリ入りの可能性は低い。そう考えると、ボッタス大逆転の芽はあると思う。
B氏:レッドブルでリカルドに負けたのは、ベッテル唯一のトラウマだもんね。