【決勝無線】レース屋が発した、一瞬のオーダー
2015年7月8日
確かに7周目、3番手のルイス・ハミルトンがファステストラップを記録し、ボッタスのDRS圏内に近づいていた。さらにタイヤの不安を払拭し切れていないウイリアムズとしては、優勝のための最低条件である1ストップ作戦で走り切るために、無駄なリスクは避けたかったのだ。
ボッタスは「バックストレートで抜かせてくれ」と訴え、11周目には「抜いても構わない。クリーンなオーバーテイクならOKだ」とバトルを許された。しかし、すでにタイヤの美味しいところは終わっており、もう追い抜きは不可能だった。さらにメルセデスに対して築けたはずのギャップも築けず、ピットストップでポジションを奪われる格好になった。
「このまま最後まで(コース上での)ストレートな戦いだ。バルテリも含めて、全員と最後までレースをする」
ピットストップを終えて2番手に落ちたマッサに対して、もうチームオーダーはないと伝えられた。ボッタスにも同様のメッセージが飛ぶ。
「第1スティントのタイヤ摩耗は君のほうが良い状態だった。あとで仕掛けられるかもしれない。まだレースは終わってないぞ」
ボッタス担当のレースエンジニア、ジョナサン・エドルスは希望を持たせるように言ったが、終盤に雨が降りはじめ、インターミディエイトにうまく熱が入れられないウイリアムズは再逆転を狙うどころか、表彰台さえもフェラーリに奪われてしまった。
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※シンガポールGP終了時点
1位 | マックス・フェルスタッペン | 331 |
2位 | ランド・ノリス | 279 |
3位 | シャルル・ルクレール | 245 |
4位 | オスカー・ピアストリ | 237 |
5位 | カルロス・サインツ | 190 |
6位 | ルイス・ハミルトン | 174 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 155 |
8位 | セルジオ・ペレス | 144 |
9位 | フェルナンド・アロンソ | 62 |
10位 | ニコ・ヒュルケンベルグ | 24 |
※シンガポールGP終了時点
1位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 516 |
2位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 475 |
3位 | スクーデリア・フェラーリ | 441 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 329 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 86 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 34 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 31 |
8位 | ウイリアムズ・レーシング | 16 |
9位 | BWTアルピーヌF1チーム | 13 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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