2015年F1イギリスGPの日曜決勝で、フェラーリのセバスチャン・ベッテルは3位だった。
■スクーデリア・フェラーリ
セバスチャン・ベッテル 決勝=3位
スタートは大失敗で、スムーズに発進できず、ポジションをいくつも失った。リスタートでひとつポジションを取り戻し、その後ふたつ落とした。今週末は全体的にそうだったけど、その時点では物事がうまくいっていなかった。でもその後、状況を好転させることができたんだ。戦略で挽回した。かなりアグレッシブにいったことでね。
常にチームと話し合いながら走っていた。天候に関して正しい決断をするのは簡単なことではなかった。でもとてもいい判断をして、まさに理想的なタイミングでピットインすることができた。それによって大きく順位を上げて表彰台に立つことができた。観客席にいる人たちは濡れてしまってかわいそうだったけど、僕らは雨に助けられたね。
最終的に表彰台フィニッシュができたが、これは僕らにふさわしい結果だと思う。正しいタイミングで正しい判断をしたのだから。
ウイリアムズは少しだけ前進したね。僕らは今週末リズムをつかめなかっただけのことだ。学習し理解すべきことがたくさんある。僕らはハードタイヤが得意ではないが、全員同じタイヤを使っているのだから言い訳は許されない。
トップ2台とのギャップはいつもより大きかったから、ハンガリーでは自分たちの力で何とか挽回しなければならない。
(今日の表彰台はクリスマスプレゼントのようなものだと思うかと聞かれ)プレゼントなんかじゃないよ。サンタがピットに入る指示をしてくれたわけじゃないからね。(完璧なタイミングでインターミディエイトに換えたのは)僕らの判断だ。うまくやれなかった人たちもたくさんいたけれど、僕らは成功した。僕ら自身で決めたことであり、僕ら自身の手で勝ち取った結果だ。
判断するのは難しかった。雨が降っていて、一部のドライバーはすでにタイヤを交換しているが、コースのほとんどが乾いていたんだ。でもチャペルからの立ち上がりで雨が強くなっているのに気付いた。その前から何周も雲を観察していたから、そのラップで入ろうと思った。