日曜日のモナコGPで2位に入ったBMWウイリアムズのドライバー、ニック・ハイドフェルドは、F1でのベストリザルトに勇気付けられて今週末ニュルブルクリンクへと向かう。
ハイドフェルドは、選手権第7戦ヨーロッパGPの舞台となるこの‘リンク’が特別に好きなサーキットであり、またタップリと走り込んでもいるという。
「ニュルブルクリンクでのレースは僕にとって特別な一戦だ。ここは僕の生まれたメンヒェングラードバッハから一番近いという意味で、僕のホームGPでもある。僕は3歳のときにこのサーキットの近くでバイクの乗り方を学んだ。そして僕たち兄弟が子供のころ、父はよくこのサーキットへ連れて来てくれた」とニック。「冬はノルドシュライフェへ、そり遊びをしに行ったよ!」
「8歳のときには、やはりここでカートのレースを始めた。これだけ言えば、僕がこのサーキットと特別な関わりを持っていることが分かってもらえるだろう。ニュルブルクリンクでは、フォーミュラ・フォード、F3、そしてF3000で何度もレースをしているし、いつでもレースをエンジョイしてきた。ここでは何度か優勝もしているからね!」
「それにニュルブルクリンクでは、他のどのレースよりも大勢のサポーターが応援に来てくれる。このグランプリの週末、僕はいつより多くのPRやインタビューに時間を費やすことになるだろう。でも、それはF1ドライバーの仕事の一部だし、実際のところ僕はそういう仕事も嫌いじゃないんだ」
「先週モナコで僕のF1キャリアでのベストリザルトを記録した後で、自分のホームGPへ向かうというのは、とてもいい景気付けになるよね。ドイツでもチームのためにいい結果を残したいと思っている」
一方、やはり日曜日のレースで自身初の表彰台に上がったチームメイトのマーク・ウエーバーは、天候がこのヨーロッパGPの結果を左右する可能性があると予想している。
「ニュルブルクリンクは長い歴史を持ったサーキットであり、旧コースの部分は特にその色合いが濃い。山間の地域にあるので、天候が急激に変化することがあり、それがレースの行方を左右する大きな役割を果たす」とウエーバー。
「レースのオーガナイザーは、ここ数年をかけてサーキットの前半のセクターのレイアウトに手を加えてきた。僕はその改修によって以前より面白いコースになったと思うし、高速で左、右と切り返しながら登っていくダンロップカーブはこのコースの素晴らしい部分のひとつだ。僕がこのサーキットを好きな理由は、いろんな種類のコーナーがあることだね」
「言うまでもなくニュルブルクリンクはBMWにとって重要なレースになる。モナコでの成功を再現して、今回も好成績を挙げられるといいね」