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ザウバー「最も残念なことが起こってしまった」

2005年5月24日

 ペーター・ザウバーは、チームメイトのフェリペ・マッサを抜こうとして不運な結果を招いてしまったジャック・ビルヌーブの行為について、‘チームが経験しうる最も残念なこと’だったと語る。チームはこれにより、しかるべきポイントを逃すことになったのだ。
 予選では強力なリザルトを得てフェラーリ近くのグリッドに着き、レースでも戦略が当たったビルヌーブとマッサのふたりだったが、全78ラップの最終局面で5位のポジションを巡るバトルから、チームメイト同士でアクシデントを起こしてしまった。ビルヌーブはサン・デボートで僚友を抜けると思い、アクションを起こしたが、バリアにヒット。マッサはビルヌーブを避けたために順位を落とす結果となった。
「今日のレースに我々は完ぺきな戦略を用意していたし、ピットクルーがとてもいい仕事をしてくれて、セーフティカーが入った事故の後、とても強力なポジションにつけられた」とザウバー。
「しかしジャックの事故のために、直近のライバルであるレッドブルとのギャップを縮められるはずだった、貴重な5ポイントを逃してしまった」
 ビルヌーブは、レース終盤に入ってからマッサの車より自分のほうがいいと感じていたと言い、また、チームメイトの後ろで停滞したくなかったために、ポジション争いのバトルで前に出たかったのだと話す。
「終盤に近くにフェリペに追いつき、彼のタイヤが終わっていたのが見えた」とビルヌーブ。
「僕の車はといえば、レースの最初からずっととてもいい感触だったし、僕や前にいる連中たちはポイント争いに近づいていたから、彼らとのギャップを縮めるよう言われていた。それで何かやってみようと思ったのだが、不運にも、うまくいかなかった」
 マッサは、1コーナーのエスケープロードにはみだした後(ここでマッサは木曜プラクティスでクラッシュを喫している)、レースに復帰、9位フィニッシュを果たした。しかし惜しくも、1ポイントとはいえ、獲得のチャンスを失った。当然彼はがっかりしているだろうが、チームメイトを口撃する気はないようだ。
「僕としては彼の側が悪かったと思うのだが、僕はただ次のレースに専念したい」




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