F1速報

  • 会員登録
  • ログイン

F1バーレーンGP木曜会見(1):サラリーキャップ導入に慎重なハミルトン「現状のツケを若手に回すのはよくない」

2020年11月27日

 第15戦バーレーンGPのFIA木曜日会見では、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が、導入が予定されているドライバーのサラリーキャップ制度に関して、「慎重に行われるべき」と警鐘を鳴らした。


 ドライバーのサラリーキャップ制度は、10月末に行われたF1コミッションの会議で討論され、2023年から導入する方向で話し合いが続いている。


 これに対して、アルファタウリ・ホンダのチーム代表を務めるフランツ・トストは、「現在レースは無観客で行われていて、F1全体の収益が落ち込んでおり、ドライバーたちの報酬を下げることは当然の措置。ドライバーたちは、この状況でレースができていることを喜ぶべきだ」と、導入に対してドライバーたちの理解を求めている。

フランツ・トスト(アルファタウリ・ホンダ チーム代表)
2020年F1第13戦エミリア・ロマーニャGP フランツ・トスト(アルファタウリ・ホンダ チーム代表)


 しかし、バーレーンでハミルトンは「ここにいるF1ドライバーたちはみんな、このスポーツのスターで、彼らの活躍によってF1というスポーツの価値が高められていることを忘れてはならない」と安易な導入には否定的な考えを示した。


 F1ドライバーのサラリーキャップ制度導入は、これまでも何度か検討されてきた。その背景にはアメリカのプロスポーツがすでにサラリーキャップ制度を導入しているからだ。しかし、ハミルトンはそれに対しても異議を唱えた。


「確かに、プロアメリカンフットボールのNFL(ナショナル・フットボール・リーグ)や、アメリカのプロバスケットボールのNBA(ナショナル・バスケットボール協会)などでも導入されているけど、それらは団体スポーツであるのに対して、モータースポーツは個人スポーツだ。それと同じにしては困る」


 ただし、ハミルトンは、サラリーキャップ制度に「個人的に反対していない」と述べている。にもかかわらず、導入は慎重に行われるべきだと語気を強めるのは、将来のドライバーのためだ。


「現在の状況のツケを若いドライバーたちに回すのはよくない。なぜなら、F1は数十億ドル(数千億円)の収益があるスポーツであり、それに対してドライバーの収入は決して多くなく、現在の報酬は当然の対価だと思っている」(ハミルトン)


 ちなみに、この話題に移ったときの質問が「トストは、サラリーキャップ制度に賛成しているが、ルイスはどう思っていますか?」というものだった。


 ところが、この質問にハミルトンは「誰が言っているって言った?」と聞き直し、司会者が「フランツ・トスト」と言い返したのだが、ハミルトンの答えはこうだった。


「誰、それ?」



(Masahiro Owari)


レース

11/1(金) フリー走行 結果 / レポート
スプリント予選 結果 / レポート
11/3(日) スプリント 結果 / レポート
予選 結果 / レポート
11/3(日) 決勝 結果 / レポート


ドライバーズランキング

※サンパウロGP終了時点
1位マックス・フェルスタッペン393
2位ランド・ノリス331
3位シャルル・ルクレール307
4位オスカー・ピアストリ262
5位カルロス・サインツ244
6位ジョージ・ラッセル192
7位ルイス・ハミルトン190
8位セルジオ・ペレス151
9位フェルナンド・アロンソ62
10位ニコ・ヒュルケンベルグ31

チームランキング

※サンパウロGP終了時点
1位マクラーレン・フォーミュラ1チーム593
2位スクーデリア・フェラーリ557
3位オラクル・レッドブル・レーシング544
4位メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム382
5位アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム86
6位BWTアルピーヌF1チーム49
7位マネーグラム・ハースF1チーム46
8位ビザ・キャッシュアップRB F1チーム44
9位ウイリアムズ・レーシング17
10位ステークF1チーム・キック・ザウバー0

レースカレンダー

2024年F1カレンダー
第19戦アメリカGP 10/20
第20戦メキシコシティGP 10/27
第21戦サンパウロGP 11/3
第22戦ラスベガスGP 11/23
第23戦カタールGP 12/1
  • 最新刊
  • F1速報

    Rd17 アゼルバイジャン&Rd18 シンガポールGP号