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F1 Topic:レーシングポイント代表の車に同乗したベッテル。“何か”を隠した説明に疑問が残る
2020年8月8日
第5戦70周年記念グランプリの木曜日の会見では、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)に対して、ある質問が集中した。それは、ベッテルが第4戦イギリスGPのレース後にレーシングポイントのチーム代表であるオットマー・サフナウアーの車に同乗して帰ったことについてだ。
これはF1の取材をしている、あるイギリス人カメラマンが帰宅するために駐車場へ向かう途中、ベッテルがサフナウアーの車に乗り込むところを目撃し、そのことを自身のInstagramで綴ったのだ。
ただし、そのとき、そのカメラマンはカメラが手元になく、ベッテルとサフナウアーのツーショットを撮り逃してしまった。そのため、Instagramには写真はなく、その事実を語る本人の動画だけしか残っていない。
そのため木曜日の会見では、そのInstagramでカメラマンが語ったことが真実なのかどうかという質問がベッテルに飛んだ。
ベッテルは笑って、こう答えた。
「それは本当だよ。彼(サフナウアー)がいい車に乗っているのは、1年前に彼から聞いて知っていたんだ。フェラーリ488 Pista。本当にいい車だよ。どこへ行くのかって聞いたら、ガリソンがなくなったからガソリンスタンドへ行くって言うので、同じ方向だから乗せてもらったんだ」
「一緒にガソリンスタンドへ行って、彼がガリソンを入れた後、彼は家へ帰り、僕は別のところへ向かった。それだけ。少し大げさに語られているように思う。だって、僕は前にも彼の車に乗ったことがあるけど、そのときはだれもそれに触れることはなかった。いまは時期が時期だけに仕方ないけど、僕にとってはちょっとやっかいだね」
しかし、ベッテルの説明には少し疑問が残る。それは、ガソリンスタンドで別れた後、ベッテルはどうしたのかだ。シルバーストン・サーキットの周辺は日本の大都市のような鉄道網が整っていない。つまり、ガソリンスタンドでサフナウアーの車を降りた後、ベッテルは移動の足がなくなったことになる。
そこで確認の意味で「あなたたちは別々の車でガソリンスタンドへ行ったのですか?」という質問が飛んだ。もしかしたら、ベッテルのマネージャーかだれかがベッテルの車を運転し、ベッテルが同乗しているサフナウアーの車を追走していたのかもしれないからだ。
しかし、ベッテルは「いや、1台の車でガソリンスタンドへ行った」と語った。つまり、ベッテルのガソリンスタンドで別れたという説明は、少々無理があるのだ。
ただし、ベッテルが『他チームの代表と一緒に移動していたこと』は、F1が定める新型コロナウイルス対策に違反していたという一部の指摘には当てはまらない。
というのも、オーストリアGPやハンガリーGPでは、チームごとのバブル(小グループ)でグランプリ期間中はもちろん、グランプリとグランプリのインターバルも移動していたが、イギリスは現時点では自主隔離などの制限がなくなったため、イギリスにファクトリーを置くチームのスタッフは、宿泊のみチーム単位でなくても良いと緩和されていたからだ。
したがって、ベッテルがレース後にだれかの車に乗ることも、どこへ行くかも自由だった。もちろん、2021年にどのチームと契約するのかもだ。だからこそ疑問なのは、なぜベッテルは小さな嘘をついたのか。サフナウアーと一緒に帰ったことは認めながらも、レーシングポイントのファクトリーまたは彼の家へ行って交渉を行ったことは隠したい何か別の理由があったのだろうか……。
(Masahiro Owari)
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1位 | マックス・フェルスタッペン | 255 |
2位 | ランド・ノリス | 171 |
3位 | シャルル・ルクレール | 150 |
4位 | カルロス・サインツ | 146 |
5位 | オスカー・ピアストリ | 124 |
6位 | セルジオ・ペレス | 118 |
7位 | ジョージ・ラッセル | 111 |
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1位 | オラクル・レッドブル・レーシング | 373 |
2位 | スクーデリア・フェラーリ | 302 |
3位 | マクラーレン・フォーミュラ1チーム | 295 |
4位 | メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラ1チーム | 221 |
5位 | アストンマーティン・アラムコ・フォーミュラ1チーム | 68 |
6位 | ビザ・キャッシュアップRB F1チーム | 31 |
7位 | マネーグラム・ハースF1チーム | 27 |
8位 | BWTアルピーヌF1チーム | 9 |
9位 | ウイリアムズ・レーシング | 4 |
10位 | ステークF1チーム・キック・ザウバー | 0 |
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